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【催眠講座】間接暗示

 特にエリクソン派の催眠療法士が間接暗示を良く使っています。僕は非言語催眠か、霊媒師なので神頼みかで、エリクソン派の間接暗示は使わないですけどね。
 で、その間接暗示ですが、僕はてっきりミルトン・エリクソン(Milton H Erickson、1901~1980)が元祖と思っていたのですが、ベルンハルト・ ホルストマン『野戦病院でヒトラーに何があったのか』を読むと、エリクソンの前にエドムント・フォルスター(Edmund Forster、1878~1933)がすでに間接暗示を行っているのです。
 催眠療法はフランツ・アントン・メスメル(Franz Anton Mesmer、1734~1815)ののち、フランスのリエボー(1823~1904)やシャルコー(1825~1893)により発展しますが、催眠がかからない患者がいる、暗示の効果が切れる、といった限界があり、シャルコーに催眠を学んだジークムント・フロイト(Sigmund Freud、1856~1939)は催眠療法をやめ、精神分析を創りました。ただフロイトの催眠療法は下手糞だったらしいですけどね。
 そうも言ってられなくなったのが、第一次世界大戦で、大量の戦争ノイローゼ患者(今でいうPTSD)が生まれ、催眠療法が行われ、その過程で間接暗示が創られていったのでしょう。その時期にエドムント・フォルスターが登場したのですね。

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