181126_海老名ララポート

電子雲のウソ

 ウィキペディアとか文科省のページを見ると、電子は原子核の周りを公転しているか、ぼやっと雲のように漂っていると思ってしまいます。理系の人でもほとんどの人がそのように勘違いしていると思います。でも本当は、電子は原子核の周りには存在していなくて、当然電子雲も存在していません。
 まず電子が原子核に近づくと、存在確率の情報だけが潜象界から現象界に移動します。次に他の原子と近づいて相互作用をすると電子が現れます。
 この相互作用は、人が電子を観察することでも生じます。これらの相互作用を、釈迦は縁(えん、えにし)と言いました。色即是空空即是色は、縁が生じるまでは空(くう)であり、縁が生じたら色(しき、存在)となる。縁がなくなれば、色は空となる。と解釈します。

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