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マルクスの「自省録(Meditations)」発達障害中卒ニートが読んでみた

マルクス・アウレリウス・アントニウス。

紀元前2世紀ころに生きた、実在したローマ皇帝。
皇帝で哲学者の凄い人。

偉い人なのに「欲望に支配されず」みたいなことを言っている。

2000年近く前に書かれたというのもすごい。

自己啓発本の元ネタみたいな本。

人間は宇宙=神の意志で生まれた点にすぎない、宇宙から見れば地球はちっぽけな点にすぎない。

その狭い地球で我々は生きているちっぽけな存在。

ないものはない、できないことはできない、だからあきらめろ。

コントロールできないものは受け入れろ。

人から認められたい、有名になって名を残したい、そんな気持ちで苦しむな。

芸能人?インフルエンサー?政治家?関係ない。
地位や名声というものは、砂山のようなもの。上に砂が積み上げられていけば、下の砂は隠れて見えなくなる。

どれだけの人間が君をほめたたえ続けてくれてもいずれ忘れ去られる。みんな100年もすれば死んでるし忘れられちゃうよ。

狭い地球で我々は生きているちっぽけな存在。そこでどれだけ褒められ承認されても、
最後は世界の一市民として死んでいく存在にすぎない。

欲望に支配されず、身分をわきまえ、公益に尽力して徳を積む。

死ぬまで正しく生き続けろ。現代の道徳観にも通じるド正論。

若くして皇帝になり富も権力もある人物が言うので説得力はある。

就寝前に人生最後の日だと思って瞑想。

人生の物語は今日で終了。

やれることはもうない。任務終了、試合終了である。

今日まで真面目に生きてきたか?人に親切にしたか?

欲に負けなかったか?

みたいなことが書かれている。

しかし、俺みたいな、

中卒底辺ひきこもり無職で能力もなく、福祉のお世話になっている人間は、
まず、働いて資格でも取って所得を増やすことにまい進するべきなのかもしれない。

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