アベンジャーズ/エンドゲームを見終わって
感動したとか、そういうカテゴリーとはちょっと違いますね
毎週楽しみにしていた娯楽番組が今日で終わり
自分の体験を振り返ると、それは昭和ライダーがそれにあたるのかもしれない
仮面ライダー1号、2号、V3(&ライダーマン)、エックス、アマゾン、ストロンガー
対する敵はショッカー、ゲルショッカー、デストロン、GOD機関、ゲドンとガンダーラ帝国、そしてブラックサタンとデルザー軍団のすべての悪の組織の首領対全ライダーという図式は、少年時代をライダーとともに昭和で卒業した僕の原体験とエンドゲームは被るところが多い
だがしかし、アベンジャーズは21世紀の物語である
21世紀に20世紀の憧憬を大人買いしたような、おもちゃ箱が宝箱になったような物語、それがエンドゲームの一つの側面であり、或いは骨子、神経、血肉、どれであるかわからないが”そういうもの”だと、僕は思った
さて、映画とはエンターテイメントである以上、楽しませなければならない
3時間に及ぶ娯楽作品は、映像、シナリオ、音楽、キャラクター、役者、監督の作家性などなど、評価するポイントはいくつもあるが、流石に満点をつける気にはならない
その理由はエンドゲームだけでは3時間のうちに意味不明の登場人物や会話や展開が盛りだくさん過ぎて、圧倒的消化不良を起こすに違いがないのだ
いや、そうとも限らないか
観たまま、ありのままを受け入れられる心の持ち主であれば、十分たのしめるように仕上がっている
でも、僕は趣味とはいえ物書きであり、そういうことをやるようになったのは、物語、脚本、演出に興味があるからであり、つまりは映画を観て意味のわからないものは気持ちが悪くてしかたがないので、調べるくらいの人なのである
そしてそういう人がしっかりはまるようにマーベル・シネマティック。ユニバースはできている
まだエンドゲームを見ていない人がより映画を楽しむために僕がにわかながら、いや、にわかだからこそ、できるアドバイスをここに残したい
アントマン、ドクターストレンジは必ず観ること!
アベンジャーズの前3部作
アベンジャーズ、エージ・オブ・ウルトロン、インフィニティ・ウォーを仮に見ていないとしても、僕はテキストで内容を読むだけでもエンドゲームを楽しむのに問題はないと思う
そこで改めてエンドゲームを劇場で楽しむための必須作品を見るべき優先順位を含めて以下にあげようと思う
1.ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
2.ドクターストレンジ
3.アントマン
4.キャプテンアメリカ/シビル・ウォー
5.マイティ・ソー/バトルロワイヤル
6.アベンジャーズ/エージ・オブ・ウルトロン
7.ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー;リミックス
8.アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
9.アントマン&ワスプ
10.アベンジャーズ
理由は以下の通り
1.映画製作ジェームズ・ガンを理解するため
2.シナリオの理解度、タイムとラベルを魔法的な観点
3.キーマンその1とタイムトラベルの可能性
4.負の人間関係
5.アベンジャーズのギャグのセンス
6.キャプテン、トニー、ソーの抱えている問題
7.エンドゲームのキーマンその2
8.ボスキャラの設定と監督を理解する
9.シナリオの理解度、タイムトラベルの科学的観点
10.正の人物設定
では、感想を
にわかでも、このイベントに参加できて本当に幸せでした
僕はどのキャラクターにも100%感情移入できませんでしたが、そもそも外国のコミックスのキャラクターに容易に感情移入できると思うほうがどうかしている
アイアンマン(トニー・スターク)・・・戦う南部博士
キャプテンアメリカ(スティーブ・ロジャース)・・・堅物アカレンジャー
ハルク(ロバート・ブルース・バナー)・・・うざい
マイティー・ソー・・・筋肉バカの王族キレンジャー
ホークアイ・・・目立ちすぎるミドレンジャー
ブラックウィドウ・・・ビッチ型最強兵器
ファルコン・・・空飛ぶミドレンジャー
とくにトニーとスティーブが苦手だったんですけどね、今回はやられました
マイナス×マイナスはプラスです
散々二人の腐の部分や負の部分を描いておきながら、それらがすべて浄化されていく展開は、経典を読んでいるような神々しいものでした
物事の終わらせ方、キャプテンマーベルっていうスーパーサイヤ人に頼ることなく、人の手で、解決に導く・・・これはそれを成し遂げたアイアンマンやキャップの功績なのは確かなんですが、ドクターストレンジとアントマンなしには、この物語の入り口と出口は作れなかったという感じですかね
魔法と科学をいい塩梅に見せられ、ヒーローものだと思ってみていたら、実はヒロインが最強だったという映画
マイノリティ万歳といろんな意味で叫びたくなる映画でした
最後にヒーローは最凶の悪玉を指先で倒してこそヒーローだ
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