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飲ませて飲まされて仮想現実

”お酒は出逢い”と前回お話しましたが、出逢いというのは、何も人に限ったことではないですね

そのお店の佇まいや、たまたまそこで耳にした懐かしい音楽、お酒の場ならではのバカ話や羽目を外した経験

お酒がなければ出会えなかった雰囲気や旋律、情景や人間模様なんてものがあるし、まぁそれはアルコールが入っていなくてもその場にいればという話はこの際ヤボなので、すべてお酒のおかげということにして話を進めたいと思います

少なくともこれに関しては多くの方の共感と理解を得られると思うのですが、それは食事

お酒があったからこそ出会えた美味しい肴、ツマミ、料理というものが、酒飲みなら何品か思い浮かびますよね

BAR TooLさんの『美味しいってなんだ?』

という記事を読んだときに、ああ、これだ! と思って今回の記事を書いているのですが、美味しさというのは総合力という話があります

つまりどんなに”美味しいの基準”を満たしたものであっても、この中にあるように

”自分が好きなお店で最も席を共にしたくないない相手と席を共にする事になったら?”

という問いに対して、僕が”お酒は出逢い”だといっていることの間には、そのお酒にあったツマミの出逢いは相乗効果を持たさす出逢いであっても、それを一緒に食べている目の前の人物が、どうにもつまらない話に夢中になっていて興をそぐのだとしたら、せっかくのベストマッチも可愛さ余って憎さナンチャラである

さて、では最近のベストマッチ

最近いきつけの一月前にオープンしたばかりのお店、名前は検索しても出てこないので(それに関してはマスターにいろいろ提案をしているところ)西葛西の住宅街にできたHERME’(エルメ)で出遭った珈琲酎のソーダ割りとクリームチーズの味噌漬け

どちらも和と洋の、一見どうなのだろうか? と思ってしまう組み合わせではありますが、どちらも絶品、そしてこの組み合わせもまた僕の中ではベストマッチ(仮面ライダービルドっぽく叫んでます)なわけです

最初、クリームチーズの味噌漬けは白ワインと一緒に楽しんでいたのですが(このとき、オープン特別価格で1杯150円という酔いつぶれ価格だった)ふとメニューに見慣れない珈琲酎というのをみつけたので、注文をしてみる

ふだんならロックで頂くところなのだけれども、このとき思いつきで珈琲と炭酸の組み合わせも面白いかもと、ソーダ割りにしてみた

万人が好きだとは申しませんが、僕にはとっても魅力的な不思議な加減

依頼、普段はメーカーズマークばかり飲んでいるのですが、最近はこればかり

そしてこのメニューがどうやって出来上がったかという話も実に興味深く、マスターとある方の出逢いが、この味を作り出したか

ああ、やっぱり”お酒は出逢い”

そして一杯のお酒から紡ぎだされた物語とその場にいた人たちとの楽しい会話

お酒がなかったら、クリームチーズの味噌漬けなんてメニューもなかなか口にする機会もなかったと思います

クリームチーズに関してはこんな組み合わせもなかなかです

秋田名物 いぶりがっことの組み合わせ

そして凍らせたレモンをがっつり入れたレモンサワー
ジョッキの口にはお塩がまぶしてある

これもベストマッチ!

この日はバンドの練習前にスタジオの下にある居酒屋で腹ごしらえ
僕一人で訪れて、あとからベースとヴォーカルが合流

ああ、このメンバーと飲む酒は本当に旨い

よい酒は、酔い食べ物、そして良い仲間を呼び寄せる力があるのかもしれませんね

そんなわけで 酒場にたまる客を意味するBarflyと名づけたボクラのバンドのライブは、今夜8時過ぎです!


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