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めけラヂオ配信後記~アナザーガンダム

機材のトラブルで30分押しの22時からスタート
症状としてはドロップボックスが機能しない→権限を与えなおしてみたものの最新の状態にならず、フォルダは観れるが使えない
そして古いエクセルの拡張子xlsが読み取り専用でファイルが開けないなどというメッセージが出て開けない
これでは配信中にテキストを出せない

いろいろ試した結果別PCでxlsをxlsxファイルにコピーするというやり方でなんとか開くことができた

あとはうっかりハードディスクの空き容量が全然なくなっていたことに気付いていなかったので、別のハードディスクに過去の配信データを移動した

このあたりは今週中にメンテをしなきゃならん
さて、配信内容、今回のトークテーマは”アナザーガンダム”

第328回 アナザーガンダムズ~俺たちがガンダムだ! 2019/4/21配信

40周年を迎えた日本アニメの金字塔と言って過言ではないだろう”ガンダム”というコンテンツは大きく分けて二つに分類される

ファーストガンダムからの流れをくむ宇宙世紀もの・・・つまりアムロとシャアの物語から始まり、その後、その前、そのずっと先の未来の物語であり、ガンダム正史、UC(ユニバーサルセンチュリー)シリーズと言われるものと、それ以外、つまり別の次元とか宇宙とかファーストガンダムにまったくつながらない並行世界や別世界の物語

その最初の作品となるのが1994年放送の『機動武闘伝Gガンダム』である

よくも悪くもはっちゃけてふりきった舞台設定とキャラクター
ガンダムVSガンダムを実現し、さらにガンダムVS怪獣(デビルガンダム)までやってのけたこの作品は、賛否両論というよりも、まずこれははたしてガンダムなのか? という作品であり、リアルロボットの前のスーパーロボット時代への逆行と言えなくもない

なんせ主人公は熱血であり、必殺技名を叫びながら戦うその姿はロケットパンチや科学忍法火の鳥、ライダーキックと同じ土俵に立っている

だがしかし、これはガンダムなのである

ガンダムはもともと、街中で身長50メートルを超えるようなスーパーロボットはコンクリートの上を・・・というか地面を歩けるはずがなく、一度街中で戦闘が始まれば空爆レベルの被害が出て、そこに必ず犠牲者がいるという”常識”を適用したロボットものをやるというコンセプトでした

ガンダムは身長は20メートル以下に設定され、ロボットは兵器であり、戦闘をすれば民間人の犠牲も出る――これは戦争であり、相手を倒すことは一人の兵士を殺すことになり、彼には仲間も家族もいるだろうというリアルな現実をアニメの世界に持ち込んだのがガンダムなのです

だからこそ、余計な被害者を出さないためのガンダムファイトが行われ、人類の争いの代理戦争を4年に一度、国を代表したガンダムファイターがトーナメントで行うというじゃんけんで買った奴が、次の遊びを決めるみたいな子供じみたリアルがそこにある

これはやはり、ガンダムなのである

そしてファーストガンダム(アムロやシャアが活躍する、いわゆる機動戦士ガンダム)が”親父にもぶたれたことないのに”とか”認めたくないものだな。若さゆえの過ちというものを”みたいな名台詞がGガンダムにもあるのです

”人の恋路を邪魔する奴は、馬に蹴られて地獄へ落ちろ!”

いやぁ、一度言ってみたいですな

さて、このGガンダムが空けた既成概念というなの壁の風穴から次に飛び出したのが、これぞアナザーガンダムの傑作

『新機動戦記ガンダムW(ウイング)』(1995年)となります

兵器としてのガンダムは、平和のため(戦争を終わらせるためのヒーロー)のシンボルではない
この物語はコロニー側から地球に対するテロ目的で5機のガンダムに5人のイケメンを載せて地球攻撃を加える『オペレーション・メテオ』の発動から始まります

男の子目線にはゴレンジャーがガンダムに乗ってるイメージですかね
ある意味ステレオタイプなキャラ設定に辟易した人もいるかもしれませんが、これが当時の女子たちの間で大人気=腐女子文化を一気に爆発させた作品と言ってもいいでしょう

僕の記憶では、女子がロボットアニメに夢中になった最初の作品は『六神合体ゴッドマーズ』(1981年)であり、あわせて声優ブームが巻き起こり、主役”明神 タケル”を演じた水島裕はアイドル的な存在となりました

なのでそういうニーズに応えた作品は単発でいくつかあったのですが、『超者ライディーン』(1996年)『勇者王ガオガイガー』(1997年)といった女子を意識した作品が続いたのは、少なからずガンダムWの商業的成功の影響を受けていたのでしょう

1979年の機動戦士ガンダムからGガンダム、ガンダムWと作風の幅を広げていったガンダムワールドはこうして40年続くコンテンツに成長していくことになります

配信ではその中であまり振るわなかった『機動新世紀ガンダムX』(1996年)『機動戦士ガンダムAGE』(2012年)にも触れ、商業的に失敗した要因について語りつつ、新しい世代に受け入れられた『機動戦士ガンダムSEED』『機動戦士ガンダム00』(2007年)『模型戦士ガンプラビルダーズ』(2010年)の成功要因を大胆に分析しました

キーワードは”100万本売れるガンダムゲーム””オッパイ””現代のリアリティ”

そして問題作『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ』2016年の魅力や問題点についても語り、今後予定されている『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』冨野監督の作家性について”ルサンチマン”をキーワードに語り、深夜12時30分を過ぎるころに結論を出します

ガンプラが売れれば、それが『よいガンダム』である」
「迫真のメカバトルとチンケな政治闘争劇。それがガンダム」
「監督・富野由悠季の存在感はディズニー三部作のスターウォーズが不評の理由が監督がジョージ・ルーカスじゃないからなのと同じ・・・というめんどうくさいガンダムオタクの性(さが)」

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