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めけラヂオ配信後記~ウルトラシリーズ

第345回
配信日:2019/9/8
タイトル:ウルトラシリーズ
トークテーマ:ウルトラシリーズ
キーワード
 ○昭和から平成のウルトラシリーズ
 ○時代に消えたウルトラシリーズ
 ○平成から令和のウルトラシリーズ

オープニングトーク・・・アーカイブその1
アーチスト情報
★トークテーマキーワード1・・・アーカイブその2
 昭和から平成
 ザンボキッチン 天ぷらとせいろ+ご飯(天かす+天丼だし)
★トークテーマキーワード2・・・アーカイブその3
 時代に消えた
★トークテーマキーワード3・・・アーカイブその4、5
~めけめけの音楽解体新書<ウルトラシリーズの音楽を作った男>~平成から令和
次回トークテーマ:スターウォーズ

 3週続けて配信トラブルから始まったものの、さすがに3回目には復旧は早かったでしょうか。それを進歩と言うかどうかは別として。

 OPで相方のザンボを紹介するとき、「~~~にいるザンボさーん」とTVの中継の体裁をとることを恒例としていたので、今回はザンボが好きなウルトラセブン第45話『円盤が来た』に登場したペロリンガ星人ネタで「ペロリンガ星のザンボさーん」と呼びかけるつもりだったのですが、まぁ、そのネタは見事にすべらされたわけでございます。

 めけラヂオではこれまで、ウルトラマン、ウルトラセブンと全話を軽く紹介したことがあるのですが、今回は一気にウルトラシリーズという膨大なコンテンツをざくっと紹介しつつ、その人気の秘密に迫ろうという企画でございました。

 当然ながら資料も膨大な量になりましたので、あまり脱線せずにテキストに従って進行しても時間一杯だろうなぁという僕の予想通り30分オーバーになったのですが、OPのトラブルはスタート時点ではマイナス5分という前倒しには成功したのに、まぁ、相方の時間感覚は相変わらず相対時間なので、見事にねじれましたね。

<昭和から平成のウルトラシリーズ>
 昭和のシリーズについては、資料を見なくてもだいたい頭に入っており、一番しゃべりたい初代とセブンはすでに前述のとおり番組でやっているので割愛できたことから、滑り出しは順調。
 その中でも『帰ってきたウルトラマン』については、ここからウルトラの星、セブンの登場、隊員や出演者の交代劇など含めて話ができたことはよかったと思います。※1

 アニメ作品『ザ☆ウルトラマン』、『ウルトラマン80』についてはTLの年代層も含めて人気、話題はあったのだなぁということ。そしてその後の低迷期に『ウルトラマンUSA』や『ウルトラマンキッズ』そして『平成ウルトラセブン』に触れ、このあたりはこんな番組でもないと、なかなか紹介できなかったので良かったと思います。

 ザンボキッチン
 千葉県にある『いなかそば田(でん)』の食レポは、ザンボがおすすめすればするほど、なんだかお店に迷惑がかかるのではないかと冷や冷やするのですが、蕎麦よりもデザートの『餡とアイスクリームと寒天』に力点が置かれる辺りが、まぁ、らしいといえばらしい。
 近くに寄ったら是非、お蕎麦を食べてみたいと思います。

 贅沢は
  敵か味方か
   夏景色
    ザンボ

 うん、まぁ、9月ですけど、ここに行ったのは8月だからと言い張る。この日は台風15号の影響で夏日だったから、まぁ、許すとして相変わらず「~か~か」というフレーズと蕎麦を食べるのは夏景色でもなんでもないということで、やっぱりアイスだったのね、美味しかったのはと思うわけです。

<時代に消えたウルトラシリーズ>
 問題のキーワードというか、ザンボが一番しゃべりたかった内容なので、ほぼ彼の一人語りにしてしまったのですが。
 ○『アンドロメロス』
 ○ふたつのマンガ版『ウルトラマン』
  内山のぼる版「ウルトラマン」/かたおか徹治「ウルトラ兄弟物語」
  楳図かずお版「ウルトラマン」
 〇『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』

 この辺りの面白さを伝えるには、以下の3つの要素について簡潔に述べる必要があるかな。
その1
ウルトラマンは子供向けにわかりやすいエンターテイメントであるために昭和40年代に流行っていたプロレス的な要素や子供たちの間で事件が起きる身近なシチュエーションとSF的な夢を与えていたこと
その2
面白ければ多少、羽目を外してもいい昭和のおおらかさ
その3
前後の設定に拘ることなく、楽しければよしとした

 故に派生作品ともなれば、そのたがは更に外れて振り返って観て見るととんでも作品に見えてしまうのだけれども、それを踏まえて解説をすればザンボの言うとおり

1.どの作品も自由過ぎ
2.劇画的熱い展開にすると滑稽になる
3.海外に置いてウルトラマンの良心を理解して制作することは困難

 一つ一つの細かな”面白さ”を紹介しても、ダイナミズムを伝えることはなかなかに難しく、語り手が興奮しすぎると、聞き手が返って冷めてしまうということに留意して要点を2分から3分以内に伝えることができればよかったのだけれども。
 結果として『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』に関しては今回割愛させて頂きましたが、ネットで検索すれば、面白い事しか出ていないので是非探してみてください。面戸な方はこちらをご覧ください。

 めけめけの音楽解体新書はウルトラシリーズの音楽を作った男として作曲家の蒔田 尚昊(まいた しょうこう)、別名冬木 透(ふゆき とおる)をご紹介しました。

 ウルトラセブンから2001年のウルトラマンコスモスまで、実に多くの作品の音楽を手掛けて来られた方で、僕が特におすすめしたのが、この曲

♪ワンダバダ、ワンダバダ、ワンダバダバダ・・・

 ウルトラマンを知らない人でもなんとなく聞き覚えあるでしょか?

 ウルトラシリーズにはウルトラマンに変身する主人公が所属する通称”地球防衛軍”が登場し、そこにか彼らのテーマ曲があります。

 ウルトラセブンはオーケストラと英語による歌詞で海外にも通用するようなクオリティで作られておりますが、次の『帰ってきたウルトラマン』以降の作品は、より子供にわかりやすいサウンドになっていると僕は思います。

 とくにTAC(モンスター・アタック・チーム)のワンダバダは子供ながらに、ウルトラマンごっこをするときにOP曲よりもむしろこちらの方を口ずさむ感じでした。
 しかし曲名がわからずに「あのワンダバダってやつ」でだいたい通じてましたかね。

 僕も知らなかったのですが、ワンダバダは次のウルトラマンAまでで終わっているかと思ったのですが、ウルトラマンダイナ(1997)でも使われており、そのエッセンスは引きつかれているようです。

 それにしても僕はウルトラシリーズの音楽と言えばやはりウルトラセブンのBGMなんですよね。お好きな方、どんなものか興味のある方はこちらをどうぞ

 もう闇に暗躍する宇宙人の影が見えてきそうで怖いですね。

<平成から令和のウルトラシリーズ>
 平成から令和にかけては、僕もすべてを網羅しているわけでもなく、あまり熱く語れる部分は少なかったのですが、ウルトラマンネクサス(2004年)、ウルトラマンマックス(2005年)、ウルトラマンメビウス(2006年)の三作はどれも個性的で好きですね。
 良作とは言えないまでも、これからのウルトラシリーズの在り方、特に仮面ライダーの平成シリーズがある程度の成功を収めていただけに、老舗の新しい試みと温故知新と和洋折衷みたいな試行錯誤が楽しめる作品群です。

 時間の関係上、このあたりについてあまり語れなかったのは残念ですが、番組中で僕がおすすめしていた映画のトレーラーを貼っておきます。

「ウルトラマンゼロ、セブンの息子だ!」

 いいですね

 この映画には最近のウルトラマンを理解するのに重要なキャラクターが登場します。

 それはべリアル
 かつてウルトラ戦士だったのですが暗黒面に・・・

 そうですダースベーダ―です

 スターウォーズテイストに仕上がったウルトラマンを是非ご覧ください

 ということで、来週のトークテーマはスターウォーズです!


※1役者交代
ウルトラシリーズでは『帰ってきたウルトラマン』のヒロインや『ウルトラマンエース』のヒロインがあいつで途中で降板してしまいます。
特に『帰ってきたウルトラマン』の第37話「ウルトラマン夕陽に死す」はヒロインが車で宇宙人に轢き殺されるという展開に子供たちは唖然としたものです
エースに老いては北斗と南でウルトラタッチと言って二人で変身するはずが、南夕子は実は宇宙人で月に帰らなければみたいな竹取物語的展開で途中退場してしまいます

最新作ウルトラマンタイガの第10話はそのオマージュになります

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