大丈夫になった話
今でも時々「恋人に片思い」の記事にいいねが来る。
沢山の人に読んで頂いて嬉しいなと思うけれど、あれから数ヶ月経って、今のわたしはもうあの頃のように悩んで泣いたりしてない。
いつから大丈夫になったかぼんやりしているけれど、おそらく2月くらいから平気になった気がする。
大丈夫になる前は、恋人の前で何度か寂しくて泣いてしまったことがあったし、一人でもよく泣いていた。
すごく苦しかったから泣いても仕方ない気がするけど、恋人に涙を見せてしまったことは少し後悔している。
泣かれた方はきっと泣く方より苦しいから。
なにはともあれ、もう大丈夫だから最近は恋人のことでは泣いていない。
私が大丈夫になったきっかけ、それは、
編み物。
夢中になれる趣味が欲しくて、年が明けてから編み物教室を探して予約をして、初めて教室に行ったのが1月末のこと。
それから毎月月末にバスで20分くらいのところにある編み物教室に通っている。
先生と二人きりで、たわいもない話をしながら編み物をする時間がとても楽しい。
先生が飼っている犬もとてもかわいくて癒される。
費やした時間の分だけ、目に見えて成果が出るのも嬉しいし、少しずつできることが増えていくのも楽しい。
そんな風に時間を過ごしていたらいつのまにか大丈夫になっていた。
恋人とお付き合いしてから、「うまくいきたい」「大切にしたい」「大切にされたい」と気を張っていて、四六時中恋人のことを考えていたけれど、
恋人のことを考える時間が格段に減ったなと思う。
大丈夫になった理由はもう一つあって。
先日、恋人と共通の友達に会った時に、
2年前(まだ付き合っていない頃)、その子と恋人とランチをした後に、「あんなに可愛くていい子はいないよ!」
と言っていたことを教えくれた。
とっても、とってもうれしかった。
普段、好きとも言われないし、かわいいとも言われなくて、「口下手だから」と言っていたけれど、
本当に口下手で恥ずかしがり屋なんだと確信が持てて、ちゃんと恋人に好きでいてもらってるんだって信じられるようになった。
不安がなくなって、自分の時間を楽しめるようになった今は、前よりも深くしみじみと恋人のことが好きだなあと思う。
これからは「愛されたいから」大切にするじゃなく、「愛してるから」大切にできる気がするよ。
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