洗って安全に再利用可能なマスク製造の鍵となる技術はナノフィルター?

コロナウイルスパンデミックの世界的な危機は、フェイスマスクの需要を急速に増加させている。一般的に入手可能なマスク(N95)は、約95%の微細な粉塵粒子を除去できるというが、これらのタイプのマスクには、再利用可能性に関して一定の制限があります。世界中の研究チームが、ウイルス粒子からの安全性を高めるために、再利用可能なナノテクノロジーベースのフェイスマスクを開発している。

再利用可能なナノテクノロジーベースのフェイスマスク

韓国先端科学技術研究院( #KAIST )の研究者はこのほど、再利用可能なナノフィルター付きフェイスマスクの開発を発表した。

KAISTのキム・イルドゥ教授は、このマスクは20回の洗濯をしてもフィルタリング効率と頑丈なフレームを維持していると主張している。

フェイスマスクの開発に使用されたナノフィルターは、微細な粉塵をろ過することができる。使い捨てのマスクは定期的に購入すると非常に高価になってしまうことが多いので、この再利用可能なナノフィルター付きフェイスマスクは毎日の使用には経済的な選択肢となる可能性がある。

このタイプのフェイスマスクは、フェイスマスクの希少性に起因する課題を緩和することができると期待される。KAISTの研究チームは、食品医薬品安全省からの認可を待っているという。

このフェイスマスクのナノフィルターに含まれるナノ粒子の構造と配列は、従来の使い捨てフェイスマスクよりも優れている。従来の使い捨てフェイスマスクは、水分子に触れると静電機能が失われてしまうため、一度の使用で廃棄する必要があった。そのため、洗ってしまうと適切な空気ろ過機能を維持することができないのだ。それを解決してくれると期待されているのがナノファイバーで作ったマスクというわけだ。



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