見出し画像

歯医者で1回の受診で10000円払った話(保険適用内です。)

こんにちはメルカと申します。3年介護の仕事をしています。
今回は1回の歯医者で1万円かかった話をしようと思います。

現在自分は歯医者に通っています。ですが以前は虫歯があるのが分かっていたにも関わらず面倒臭くて最後に歯医者に行ってから何年も空けてしまっていました。

そんな自分の歯はボロボロでした。
半年前、とある歯が異常に痛くてどうしようもなくなり久しぶりに歯医者に行って診てもらいました。一瞬の沈黙のあと苦笑しながら、

「まだ若いのに全部の歯がなくなっちゃいますよ?」と言われました。

返す言葉も「そうですよね~。痛くなってから気づくんですよね。」と弱弱しかった自分を覚えています。

実はそこは4年前に最後に行った家の近くの歯医者でその時のレントゲンも残っていました。そんなに前の記録まで残っているなんてすごい。5年保持なんですかね?

痛みの原因の歯というより歯肉は完全に膿んでいて周りの歯も虫歯で覆われていました。当然神経もなくなっていてその歯は抜くことに。その日は膿(うみ)を除去してもらいました。痛みが消えてほっとしたのを覚えています。

それから月に2回ほど通っていました。でもあれですね。
俗な話ですが歯科の治療費って高いんですね。

誤解がないよう予め言っておくと治療内容によって全然違います。
歯石の掃除や定期メンテナンスだとそんなに高くありません。

高齢者の方は基本1割負担です。(高齢者でも稼いでいる方は3割負担まで上がります)
でもこれを読んでいる大多数の方は高齢者ではないと思いますので普通に健康保険で3割負担です。

そして自分も健康保険で3割だったのですが、上記の通り歯がひどいあり様でした。

つまり結構急ピッチで進めることになったのです。

そして初診はともかくそれ以降も毎回4000円5000円だったり安くても2500円くらい取られていました。
もちろんこんなに取られるほど治療が必要な状態だった為仕方ないのですが。

そしてどんな状態になったらこんなに取られて何をやってもらっていたのかというと、

1.神経が完全に死んでいる歯がいくつもある上に周りが虫歯で覆われている
2.神経が死んでいなくても虫歯が多すぎて治療箇所が多すぎる

という無残な状態だったからです。うーんひどいw

歯といえば自分はYouTubeをよく見ているんですが、はじめしゃちょーも歯で苦労した経験がありますね。

最初の膿みがひどかった部分の治療後、次の受診からさっそく神経が死んでいる歯を抜き取る作業が始まりました。大変そうでした。自分も自分のアゴを抑えたりして大変でした。いやホントに。

どうも歯が半端に溶けて癒着していたらしく麻酔をして引っこ抜くのに1時間くらい掛かりました。出血を防ぐ為ガーゼで軽く血止めをして糸で結び付けて感染症予防の抗生剤やら痛み止めを処方されてその日は終了しました。

癒着って政治家とか官僚とかがするやつじゃなかったっけ?と帰りながら考えていたのを覚えています。

そして次の受診では抜糸してその歯が抜けた所はしばらく様子見となりました。
他の虫歯の処置を繰り返していきます。毎回3本(3か所でなく歯3つの虫歯をそれぞれ取り除く)処置していきました。

ここでこの神経が死んで抜けた歯の部分の今後を決めていくことになります。

その抜いた歯の部分を「そのまま」にするか「ブリッジ」にするか「インプラント」にするかの選択肢が提示されました。

それぞれの詳細を読むのが面倒くさい方は文字が太い所だけ読んでください。

歯を抜いてそのままにした場合
上の歯を取った時は下の歯が噛めなくなってしまいバランスが悪くなり噛み合わせがズレたりする。
下の歯を取った時は上の歯が重力で落ちてしまいやはりバランスが悪くなるそうです。
逆に対となる歯がなければそのままでもそこまで気にしなくても良いそうです。
これは歯医者によってちょっと意見が違うそうです。
「ブリッジ」にする場合
そもそもブリッジとは何かというと「橋」です。橋渡しです。
つまりその抜けた歯の左右の歯を支柱にして長い銀歯を作って橋を架けることを「ブリッジ」というそうです。歯があった所には銀歯やセラミックの白い物などが埋まります。
これは保険が効きます。
なんで保険が効くかどうかを気にするのかというと保険が効かないパターンもあるんです。日本連続で抜けてしまう場合や犬歯から後ろに絡んだりなど細かいルールがあるそうですが細かくは分かりませんでした。
他のデメリットもあります。両隣りの歯を一部削ってしっかり銀歯が固定されるようにしなければならない為折角の健康な歯を削らなければならないことです。
「インプラント」にする場合
これは抜いた歯の所に支柱(金属)を埋め込んでそれにセラミックなどの被せ物をするやり方で非常に普通の歯と似たような使い方ができるそうです。
周りの歯を傷つけることなくその部分だけで完結し、他の歯への負担も少ないことから使い勝手が良いとのこと・・・ですが、
これは保険適用外だそうです。歯医者によって相場が違うそうですが、自分が行った歯医者ではまず支柱の金属を埋め込む手術だけで10万円。それ以前に歯の模型やらCTスキャンしてアゴとの他の歯との摩擦も計算に入れ・・と30万くらい掛かることも珍しくないそうです。
はい。やめました。

という訳で「ブリッジ」を付けることになりました。

1か月後くらい経ってその間にブリッジも作られ、歯がない部分の状態も安定したので装着することに。
何度かはめて噛み合わせや両隣りの歯との摩擦を調節します。
隣りの歯の神経が近く少し痛みがある状態ではあったものの問題なく装着。
特殊なセメントでくっつけて処置を終えました。

そしてお会計で9500円(端数はぼかしてます)と言われました。

僕は「え?」と聞き返してもう一度聞きました。

「9500円です。」

(た・・高い!)
「そんなにするんですか?」

「はい。作成した歯には銀歯が多く含まれていて・・・」

はい。確かに橋渡しの為に両隣りまで銀歯を引っ張り抜けた歯の部分にはセラミックがぎっしり・・そりゃあ高くなりますよね。普通の銀歯の量じゃないんだと納得。
微妙に手持ちが足りず9000円だけ払って次回に残りをまとめて払うことに。

9500円で3割負担ということは保険適用の前は3万以上なのかぁと考えちゃいました。

という神経をないがしろにするとお金掛かるんですよ~というお話でした。
ちなみにもう一か所同じような部分があってそちらに掛かった金額は1万円を少し越えていました。

でもおかげ様で今は歯の状態も安定してきています。
痛みもありません。
でも半年近く経っても未だに通い続ける必要があります。

実はほぼ直して頂いていたのは片側だけでまだもう片側にも抜く歯が残っているんです。どれだけひどかったんでしょうね半年前の自分の歯は。

半年前、あまりに膿みが痛すぎて閉まりかけの歯医者に電話して無理に受けさせて貰ったのでその歯医者には感謝を込めて全治するまで通わせて頂く所存でございます。

皆さん、神経は大事に。歯に痛みを感じたら虫歯に神経を殺される前に早めに歯医者に行きましょう。

メルカ

応援頂けると嬉しいです。 毎日書いてもっとスキ・フォローしてもらえるよう頑張ります(*'ω'*)