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子供たちと虹のサイン

元々、子供はあまり好きじゃなかった。




特に赤ちゃんは苦手だった。





どの子もみんな
まるで私の中の何かを見透かすように



目の奥を
ジ〜〜〜〜〜ッと見つめてくるからだ。





私はあの頃
必死になって、何を隠してたんだろうな。





不思議なもので、子供が生まれた途端
よその子たちからも懐かれるようになり




私自身、子供というものはみな
地球の光だと感じるようになった。




(ムカつくヤツも中には居るけど😅)






上の階の7歳の女の子は
いつもいきなりうちに入ってきては
私に話しかけてくる。





「図書館でハリーポッターを見つけたから
借りてきたの。もうここまで読んだよ」




「そう、素敵な本を見つけたね。
私もマジカルなものは何でも好きよ」




そう言うと彼女は、心底嬉しそうにニコッと笑って
真っ直ぐに私を見つめる。




初めは、子供とはいえ
勝手に家に上がられたり



パジャマ姿を見られるのは
居心地が悪かったけど




いつの間にか、そんなこと
どうでもよくなった。




そんなことより




”あなたがもし何かから逃げなきゃいけないと思った時は
この場所は絶対安全だと知っていてね”



という気持ちが伝わればいいなと
思ってる。





私はいつから、子供の視線とエネルギーを
こんなに真っ直ぐ
受け止められるようになったんだろう。





ねじれて擦れた感覚を
元に戻すトレーニング




私の場合はそのために
 ”子供” が遣わされてるのかもしれない。







今日は朝から、太陽の光がいっぱい
家の中に入ってきた。





ヒンメリにつけていたクリスタルが
天井に、壁に、たくさんの虹を作る。





ふと気がつくと
息子の頭にも虹が




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「マミーもここに来て!
虹が来るよ!」




でも、身長差なのかタイミングか
なかなかうまく頭に映らない。




すると息子は
小さな両手で私の顔を挟み



「マミーの唇は何色?
う〜ん・・赤!」



と言うと、どこかに消えていった。





暗い紫とか言われなくてよかった
と思いながら支度をしていると




息子が絵を描いて持ってきてくれた。



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赤い唇
そして、頭に虹。




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サンキャッチャーを逃しちゃったから
絵に描いてくれたんだな。





息子との二人暮らしは、
もちろんこんな嬉しい瞬間ばかりではなく



理不尽なこともたくさんある。




そもそもこの日は、
私がトイレに行くために起きたという理由で
息子が怒ったことからスタートした。




ものすごい力で床を踏み鳴らし
怒りを表現する息子。




なぜ生理現象で怒られなくては
ならないのだ。





正しい、間違ってるで言ったら
私は絶対に間違ってない。





だけど、「私が正しい」を誰かが主張すれば
そこには必ず争いが起こる。




あれ以来、私は
「みんなに共通の正しいこと」を探すのをやめた。





そうしたら、なぜか
無意識に自分を責めることも減ってきた。




まあ、長年染みついた癖で
頭は自動的に善悪でジャッジしようとしちゃうんだけどね。




だからもう、
これは訓練。





「私は間違ってない」をいったん傍に置いて
息子がなぜ怒ったのかを考えてみる。





すると、彼がおはようのハグを長々としてくれてる途中で
「トイレに行かせて」と
息子をひっぺがしたからだったと思い当たった。




なので、改めて
おはようのハグを気がすむまでしてあげると




彼の機嫌はすぐに戻り
笑顔になった。





息子は今日、愛情(=緑)を
怒り(=赤)で表現しちゃったけど



その次のチャンスで、
赤を、赤い唇の愛情表現に変えた。





感情って、まるで虹みたい。





現れては消え、また現れては
色のエネルギーを巧みに表現する。




それが自然な
人間のエネルギーなんだと思う。






その日の午後、
ふと空を見上げてみたら



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彩雲が出ていた。




写真を撮ろうと携帯を出したら
ちょうど午後2:22だった。



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一番上の雲も
よくみるとうっすら色付いている。





そういえば33歳の時




虹とゾロ目は、宇宙につながったよっていう
一番最初のサインだった。





何だか分からないけど、また新しい
豊かな学びの章が始まろうとしてるのかもしれない。




子供たちに助けられながら。








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