薬を飲んでも取れなかった
あの頭の鈍痛の原因は
これだったんだろうか？

朝起きて驚いた。
大好きなラハイナが燃えている。

写真を見ていたら、すぐに
煙の焼け焦げる匂いがしてきて・・

”行こう”

私はパソコンの前で
瞑想状態になった。

すぐにマウイの上空には
行けたけど

なんだかリアルじゃない。

確かに上空にいるのに
さっきの煙の匂いがしない。

火の熱が無い。
人のエナジーが感じられない。

見ると、私の足下にはクリア板のような
エネルギーの境目があって

私は3次元で起きているあの空気の中に
入ることができなかった。

どうしたらいいんだろう？
あの火を消さないといけないのに。

どうやったらこのクリア板の
下に行ける？

火を消せる？

そうだ、
水のエネルギーを・・！

1人パニックになっていた時
レスゥトが横に来て
「落ち着いて」と言った。

「みんなやるべき仕事が違うんだ。
1人で全部やらなくていい。
君はそこにいて」

そうだよな、
トレーニングされてないと
行っても飲まれて終わるだけだ。

私はクリア板の上から
手をかざしてエネルギーを送った。

”こんなんで
助けになるんだろうか・・？”

しばらく何の手応えも感じないまま
ヒーリングを続けていた時

私の手のひらに向かって
地上から少しずつ、
ゴールドの光の粒子が上がってくるのが見えた。

両手の人差し指と親指で
三角形を作ると

その三角形の中めがけて、
大量のゴールドの粒子が
入ってきて上に抜けていった。

スピリットたちだ！

火事で命を落とした動物たちや
マウイに住まう妖精や精霊たち、
樹木などのスピリットだと思う。

（人間のスピリットは
多分、管轄外）

レスゥトが同じように
指で三角形を作り

私の指の三角と重ねて
六芒星を作ってみせる。

でもそうすると、
スピリットは入ってこれない。

レスゥトはニヤッと笑って
指を外した。

なぜだろう？
三角じゃないといけないってことか。
しかも、上向きの三角じゃないといけないって・・

上向きの三角は、確か
火のエネルギーだ。

火と火・・同じエレメントで打ち消しあうから、
三角の内側だけニュートラルになって
スピリットが入ってこれるようになったのかな？

この火事から逃げて来たなら
スピリットたちは傷ついてるはずだ。

手当を・・！と思い
彼らが向かった先を見ると、
そこには、すでに医療班がいた。

レスゥトが何度も
優しく諭してくれる。

「分担だよ。
1人でやらなくていいんだ」

じゃあ、私がやってることもまた
一つの任された作業なんだろうか？

そう思って見渡すと
私と同じことをしている女性たちが
他にも数名いることに気がついた。

彼女らはみんな、柔らかいシフォンのような
薄い水色のドレスを着ている。

私も全く
同じものを着ていた。

同じグループの中には、
現代風の、若い黒人の女性もいた。

ということは、
私も今の顔のまま
この水色のドレスを着てるんだろうか。

（似合わね〜💦w）

私たちは
何のグループなんだろう？

　　　　　🛸

こういう時、いつも感じる。

私たちには悲劇のように思える
状況でも

宇宙の視点から見ると
それは何かの大きな意図や
目的のもとに起こされていて

それを救助するチームもまた
ちゃんと用意されていることを。

そこに1人
人間の正義感を振りかざして
入ってみても

全く役に立たない。

助けてあげたいという
その気持ち自体は美しくても

宇宙や自然の力を超えて
自分1人の力で助けようと思うこと自体、
一つの、コントロールのような
ものなのかもしれない。

3次元にいたら
どんなに大好きな町が燃えてたって
消防隊に混ざって火を消したりしないし

医者に代わって
患者を救おうなんて思わないよね。

それと同じ。
上の世界にも、役割ってものがある。

でも、スピリチュアルを学んでいる私たちは
そこを取り間違うことが多々あって

ヒーリングで、自分の力だけで
全てを何とかしようとしてしまう。

そして、上にいた時の感覚だけでなく
3次元の感覚すらも忘れ、
トンチンカンな判断をしてしまう。

私たちのパワーは無限だけれど
それはあくまで、自分という
個人を動かすための力。

状況や他を
（それが例え善意からであっても）
コントロールするためのものではない。

宇宙は広大で
私たちはちっぽけで

でも、小さくても
大事なお役目がある。

1人で全部やらなくていい。

みんな、特技と性質と
役割が違う。

それらを合わせていく。
パズルのピースのように。

早く、あの神聖なハワイの島々が
いつもの静けさと安らぎを
取り戻しますように

全ての命が
安心の中で癒されますように・・

私は自分に許されたパワーを
その祈りと、役割に込めた。