1章

 【小説メモ】
 基本は、チビたちにきつねくんが哲学的質問をしてチビたちが答える、というコーナーがいいとおもう。
 もしくはチビたちの日常のなんてことない、そのなんてことなさだけを切り取る。その鋏を持つのはきつねくんなのだが、主人公はあくまでもチビたち。
 もしくはチビたちを語るきつねくんが主人公。つまり、どちらが主人公なのかよくわからない前代未聞さをアピールするとか。
 

鬱の方々や、普通の小説の起承転結に飽きた方々は、フラグメンタルな小説の方が読みやすいだろう。
 目的があって、それを成し遂げようとする、その引っ張りのマニュアルがかったるいのだ。
 だからこそ自分はそういった、この先どうなるんだろう的な、ハラハラ感やドキドキ感やショック・スリル・サスペンスに関してはなるべくなくしたいのだが、それは難しいかもしれない。

 鬱の方々は、そういうのを重く感じるだろうし、ありきたりな小説に飽きた方々には大層つまらなく感じる可能性があるから。

日記体なんだから各章が本当につぶやきだけだったり、突然客観描写になっていたり、詩だけになっていたり、なんてことない対話体小説になっていたり、メモだけになっていたりしていてもいいのではないか。

 日記体小説といえば、庄野潤三、川上弘美、太宰治、ブローティガンの『不運な女』、メグ・キャボットの『プリンセス・ダイアリー』、林芙美子、谷崎潤一郎、サルトル、『ブリジット・ジョーンズの日記』、『マンハッタン・コールガールの日記』など参考になるキーワードは山ほどある。
 フィクションの絵日記なら『グレッグのダメ日記』が長大である。ブログ形式なら『フィオナ旅行記』。
 ブログに書いた小説なら『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』。
 スレッド形式なら『電車男』。
 ノンフィクションなら、高野悦子の『二十歳の原点』シリーズ。高田純次の『適当日記』など。

 以上。

 と、いうことで小説のメモから始まる小説というものも乙であろう。第1章でありながら序章のようなはじまり。

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『きつねくんにっき』

詩を書くきつねくんを中心にチビ、ウィッシュ、しろの三匹の犬が繰り広げる適当日記体小説。新しい哲学、救いの思想についても触れるかもしれない問題作。
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