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君という刺激で 気付かされるLoneliness

Mrs. GREEN APPLE「Loneliness」の最後の歌詞です。
「Loneliness」とは孤独・ひとりぼっちを意味する英単語。この歌では、恋愛観や人への固執から「孤独」とは何なのか、を歌っています。

1人になりたい時はあるけど、孤独にはなりたくないな。
皆こう考えたこと1度はあると思います。
ここでLonelinessの歌詞の一部を抜粋してみましょう。

「死にたい今日も仕方がないでしょう?」
「嘘のない本意で皮肉にもロンリネス」


小説風に例えるなら、主人公の「僕」は希死念慮に呑み込まれそうになっていて、そんな最中、負の側面で繋がった救いになるかもしれない女性が現れた。感情任せに行為をするけれど、理性など欠片もない彼の本性を見て、彼女は離れていってしまう。という解釈を私はしています。

これらから考えられる「孤独」とは何かというテーマですが、そもそも人が離れていく理由として、私は「期待が大きかった事」が1番デカいんじゃないかと思っています。

例えば、合理的で論理的、常に冷静な人を見ると、「感情に流されなくてかっこいい…!!」と思います。そういう人と親密な関係を持ったとします。どんなに合理的で論理的な人でも、一定以上の親密度がある人には感情的な側面を露わにする事だってあります。ソースは私です。でも相手からしてみたら、「合理的・論理的」な側面がその人の長所なわけですから、感情に流される様子を目の当たりにしたら途端に萎えてしまうわけです。そこには「期待の大きさ」が根本的に絡んできます。相手の人間性に対する「理想と期待」が大きく膨らんでしまい、その人がそれと真逆の行動を起こした時、相手は離れていくんです。

要は、自分にとって都合が良くなかったということだと思います。無意識の感情であると分かっていつつも、自己中な考え方だなぁ、と少し虚しくなってしまいます。

ここから少し話が変わるのですが、皆さんは音楽を聞く際に、「色」を考えることはありますか?

私はこの曲を聞いた時、深夜3時〜早朝5時頃の空、暗闇の空が鮮やかな色を帯びて、夜がゆっくりと明けていく様子が自然と思い浮かびました。

Mrs. GREEN APPLEは、イメージカラーを当てはめるならビビッドカラーかなぁ、と考えているのですが、曲ごとにビビッドの傾向が違う、要は鮮やかさは共通しているけどそこから想起する具体的な色が違うんです。例えば「青と夏」ならタイトル通り爽やかな青を想起します。でも「インフェルノ」だったら、鮮明な黒と赤が脳裏によぎる…といった感じです。わかりやすいものだとここら辺なのですが、想起する色が明確に違い、且つぽわ〜んとした抽象的なものではなく、これだ!と具体的にイメージが想像出来るのです。これは本当に凄い事だと思います。


Mrs. GREEN APPLEは、間違いなく今の私の人生の一部です。彼らが私の日常から消えた時、私は刺激の大きさに「Loneliness」を気付かされることでしょう。

今回はここまでです。では!!

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