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初めての湯治旅と、湯への入り方を通しての気づき

こんばんは、Meriです!!

今日は、年末に初めて行った湯治の旅のレポートと、そこでの気づきについて話したいと思います。

1.初めての湯治旅に行くに至ったわけ

私は、湯舟には毎日浸かるタイプで、スーパー銭湯も頻繁に行きます。
のんびりと過ごせて、かつ健康にも良いので好きなんです。
ですが、これまで湯治の旅は行きたいと思いつつ行けてませんでした。

昨年の夏、コロナにかかり体力が落ちたり、昨年の秋ごろから下腹部あたりに原因不明の負担(病院で検査したが何もなかった)を感じたり、仕事が忙しく内臓全体疲れている状態が続いていました。

そんな時に母親が湯治の旅に行き、3日間湯舟に浸かったのち、
帰ってきて数日間、眩暈が起きるという好転反応や、
またなんと、1ヶ月程度つづけて、”閉経後に〇〇年間出てなかったおりものが出てきた”ということを目の当たりにして、
年末に時間を取って湯治の旅、2日間ですが行ってきました。

2.世界一のラジウム含有量を誇る国民保養温泉地

初めての湯治旅で向かった場所は、山梨県北杜市にある増富ラジウム温泉。

日帰り入浴が出来る、増富の湯で湯治体験しました。

本当は3日間くらい続けて通うとよいとのことですが、週末を利用して2日間通いました。

増富の湯。和の趣きのある建物。

今回行った増富温泉郷がどんな場所か、どんな温泉かについては、増富の湯、施設の公式サイトに↓

日本百名山の瑞牆(みずがき)山、金峰山の麓、本谷川沿いに湧くこの温泉峡の名湯は、戦国時代、武田信玄が金発掘の際湯を発見し、秘蔵湯として傷病兵を療養させたと言われる「信玄の隠し湯」の一つです。
1887(明治20)年頃からは金泉湯と呼ばれ、大正時代の初めにラジウムの効能が広く宣伝されてからはラジウム温泉として有名になり、古くから療養泉として長い歴史を誇る温泉峡です。
………温泉の効能を生かした入浴をし人間が本来持っている自然治癒力を高める、<いのちの温泉>として効果的な入浴療法などの指導を行っています。
この地は温泉だけではなく、美しい豊かな自然内の遊歩道散策、本谷川渓谷の新緑や、通仙峡紅葉も疲れた身体をリフレッシュしてくれます。
山梨県北杜市の こころの温泉 『増富の湯』 公式サイト より

歴史的にも、あの有名な戦国武将の武田信玄に由来があること、
また、温泉の湯の質だけではなく、温泉が位置している自然豊かな環境も合わさり、湯治にうってつけの場所なようです。

温泉の効能としては

糖尿病・痛風・筋肉疲労・精神疲労・循環器障害・リュウマチ・アレルギー体質・内臓疲労アトピー性皮膚炎・更年期障害・肝機能障害・胆石症など

があるとのこと。

ラジウム温泉とは

世界一含有量とされているこの温泉に含まれているラジウム温泉とは、どう身体によいのか。

温泉郷の案内板に説明の資料が貼られていました。

ラジウム温泉は、源泉自体の効能が高いのではありません。
ラジウムが崩壊する過程に出来るラドンという放射線に効能があるのです。
ラドンは、皮膚から粘膜から吸収され血液に入ります。すると、2~3時間後には肺などから排泄されてしまうのですが、体は異物に反応して血液循環が活発になるなど、自己防衛本能が働きます。その高まった自然治療力が傷病を治すための働きをすると考えられているのです。
「不老閣」三代目社長、温泉管理士、温泉利用指導者 八巻秀夫氏より


がん患者にもよいとされている温泉だそうです。
(実際、私が入ったときも、がん治療に関する本を読みながら、湯治しに来ている方がいました。)

3.湯治の仕方

今回、実際に湯治旅を体験して、
温泉自体に普通に浸かるだけでも、身体はもちろん温まりますし、癒されるとは思いますが、
温泉の湯の成分に加えて、湯の温度や入り方も湯治に大事なポイントだということを知りました。

施設によって入り方は異なると思いますが、
私が訪れた施設では、
25度、30度、35度、37度それと、最初や最後に温まる41度の湯舟があり、
推奨される入浴方法が書かれていました↓

入浴方法

①温度差(25℃・30℃・35℃・37℃)のある4種類の源泉の中から、我慢せずにリラックスして入れる温度を選びます。
②リラックスして身体を浮かします。
③身体をねじる→足を伸ばす→座る→足を伸ばす→ゆっくりと深い呼吸→足を伸ばす→身体を浮かす。
④身体が温まってきたら、頭部→首・肩→腕・手→鎖骨→丹田(おへその下)→股関節→四股と軽くマッサージをします。

大切なことは心と身体をリラックスさせることです。決して無理をしてはいけません。
そしてご自分の身体の静かな声を聞いてみて下さい。
日常の無理やストレスに耐えている身体の悲鳴が聞こえてくるはずです。
山梨県北杜市の こころの温泉 『増富の湯』 公式サイト より

私自身は、上記の基本を抑えた上で、
また、他の資料を読みながら、

最初に41度のお湯に入って温まったあと、30度の低い温度から順番に10分程度浸かり、2巡目からは41度のお湯で使ったのち25度にも挑戦し、3巡するやり方で湯治しました。(所要時間3時間程度、頭体洗いも含め)

これを2日間通って繰り返しました。本当は3日間ほどできるとよいそうです。

低い温度から暖かい温度に徐々に入るのは、
低い温度⇔高い温度を行き来することで、交感神経(低い温度によって)と副交感神経(高い温度によって)に働きかけることが出来、それも身体の自然治癒力や身体の活性化につながるからです。

30度は最初は「寒い!!」と感じるのですが、数分浸かると慣れてきて暖かくなります。

私は冬は寒すぎて入る人がいなかった25度からも挑戦。(サウナ後に水に入るイメージ。)
正直、普段、スーパー銭湯では水には入らないのですが、湯治しに来ているので、トライしてみました。
寒かった!!けれど何度か入ると慣れました。ただ、滝行や修行をしている気分でした。

4.湯への入り方は、性格そして物事に対しての向き合い方に表れる?!

今回、私が個人的に湯舟に浸かりながら感じたことなのですが、
湯への入り方は、性格や物事に対しての向き合い方に表れるなと思いました。

25度から41度までさまざまな温度があるけれど、もちろん入り方は統一はしていなくて、25度から41度まで全部入る人もいれば、
35度と37度を行き来される方もいる。

体調もありますが、
35度や37度は比較的入りやすい温度
25度は寒いのでなかなか入る人はいなく
30度からは3,4割の方が入っている
印象でした。

それって物事に対しての取り組み方だったり挑戦度に表れているなぁと感じました。

私と一緒にいった母で例をあげると、

私は、基本的に全部体験・トライしたい。ただ、ある程度ルーティーンは守りたい。
25度に挑戦するために、徐々に暖かい温度で体を温めて準備して、、、と
慎重型挑戦タイプ。

対して、母は、体調悪くならない程度にルーティーンは守りますが、急に35度から41度に入って25度に挑戦。25度にはまって、4回くらい入っていました。ランダムな大胆型挑戦タイプ。

これって日ごろの性格や行動に表れているなぁと、、、思いながら湯治していました。

5.おわりに 体調はどうなったのか

湯治の旅2日間を経て、、、
体調はすこぶる良くなりました!!(”すこぶる”と普段言わないですが、使いたくなるほど)

行く前は、12月の末で、年末は仕事が忙しく体が重かったんです。
それが身体的に軽くなって、戻ってきたあとの生活において、自分の意識が澄み切っている感覚=集中力も高まっているのがわかりました。

冒頭で言った好転反応はなかったです。2日間で初めての湯治だったからかもしれません。(母の好転反応は、2回目の湯治で3日間行ったのち起こりました。)

なぞの下腹部の負担も今はなく、湯治の旅から1ヶ月ほど経過しましたが、
エネルギーが保たれています。(仕事は結構忙しいにもかかわらず)

身体を整えるのにすごくいいなぁと思ったので、また定期的に行こうと思っています。

読んでいただきありがとうございました。





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