学習用持ち歩き便利グッズ:書見台と骨盤座布団

昨日は放送大学の面接(対面)授業の1日めだった。「放送」大学というくらいだから、ふだんはオンライン授業を視聴しているが、実習授業は昔ながらの対面式で「教室」にて実施される。
 とうぜん、人数も限られているので抽選式だ。今年は2講座申し込んでいたのだが、そのうちひとつが当選して、受けられることになった。「新しく学ぶ美術鑑賞」という講座である。「鑑賞」の授業ではあるが、手を動かす「実習」があるという。そのために100円で「学生教育研究災害障害保険保険」にも入った。

必携グッズ1:書見台(筆記台)

 その実習授業の1日めが昨日だった。こんなとき、わたしは2つのものを持っていく。ひとつは書見台(筆記台)である。

 机で校正・校閲の仕事をするのはもちろん、勉強をするときにも、平らな机を使えばうつむいた姿勢になる。どうしても首への負担がかかってくるため、それを避けるために自宅では専用の大型の台を使っている。
 この写真の商品は「携帯」用である。
 6年前、獨協大学の聴講生のとき、首がつらいだろうと思って買った。毎日これを抱えて講義に行き、一番前の席に陣取るので目立つ。先生は何も言わなかったが、社会人ではないふつうの大学生が何回か、珍しそうに席まで見にきた。
 みな、「これいいですね。どこで買ったんですか」と言う。そう、若い人でもこういう台があったほうが勉強しやすい。傾斜をやや急にすれば本を立てておくのによいし、緩くすれば書き物にちょうどよい角度になる。
 これがわたしの「持ち運び用勉強・仕事グッズ」その1である。
 今回の放送大学の授業は大宮学習センターで実施される。自宅からは移動時間が1時間以上かかるし、電車の乗り換えが2回あるので荷物が重くなるとしんどい。
 しかし「持っていかない」という選択肢はなかった。90分授業が4時限つづくのだ。これなしでは無理だと判断した。
 さて、いざ書見台を抱えて教室に着き、周りを見回した。ほとんどの人が60~70代と見えたが、わたしと似たグッズを持ってきている人は誰もいなかった。首は大丈夫なのだろうか。

必携グッズ2:骨盤座布団

 さて、もうひとつのグッズは骨盤座布団である。イスのうえに敷く座布団だが、あるとなしでは大違い。これも、獨協大学聴講生時代から同じタイプを愛用している。

 大学のイスというのは10代~20代の学生用に作られているので、50代の人間が90分すわっていると「固くて痛い」。そこで、自宅でも愛用しているこの座布団をもうひとつ購入した。これを「大学用」にしたら、たいへん具合がよかった。
 そのことを思い出し、今回ははるばる大宮まで、この座布団を持っていった。
 これを敷くと、やはり疲れというか、腰への負担が違う。1日、固いイスに座っていて「やっぱりこの座布団があったから持った」と思えた。
 今日も実習授業があるので、かさ張るけれどもなんとか持っていこう。
 放送大学は来週から前期試験だ。面接授業もこの時期多い。長い時間座っているとそろそろ首や腰がつらい、という中高年は特に、こういうグッズを考えてみてはどうだろうか。

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