今年の健康診断で、オプションに眼底検査を入れるのを忘れてしまった。2年前に受けたときには異常はなかったが、このところ同年代の友人・知人が何人も「初期の緑内障」と診断されて眼薬を使ったりしている。
 というわけで、ここはきちんと検査したほうがよいだろうと眼科に行ってきた。事前に電話で相談したので受付はスムーズ。最寄りのところではなく、隣駅にある、初めてのクリニックを選んだ。
 予約制ではないということで、1時間も待たされたら嫌だと思っていたが、受付付近で待っている患者は7~8人くらい。うち数人は会計待ちの様子。というわけで案外待ち時間は短く、15分くらいで名前を呼ばれた。
 初診のため、まずは視力検査。裸眼で画像を見たりしたあと、フレームだけのメガネをかけて、レンズを入れ、矯正した視力を測る。円のどこが欠けているかを判断する、いわゆるランドルト環だ。
 その結果、「矯正で1.2出ていますね」ということでびっくり。いまのメガネは「目が疲れないよう、意図的に視力をあまり上げない(弱く調整する)」に作ってあるから、普段ものがくっきりはっきり見えるということはあまりない。その顛末は ↓ に書いた。

 しかし、自分の目は、矯正すればまだ1.2という視力を出すことができるのだと知り、なんだかとても安心した。
 他の「見え方」検査をしたあとで、緑色に光るX(エックス)の文字を見つめて写真を撮り、風を当てて眼圧検査をした。
 次はいよいよ視野検査。画像の中央にある点を見つめていて、周りに点が光ったら手元のボタンを押すというもの。左右それぞれ測るが、片目だけ使うというのがなかなかつらい。5分以上点を追いかけていたような気がするが、実際には2分くらいだろう。
 ここまでで30分くらいかかっただろうか。それから診察だった。
 診察室ではまた眼球を覗いたり写真を撮ったり強い光を当てたりした。そして視野検査の結果を示され、ある箇所だけ「見えていない」ことがわかったが、「これは『盲点』と言って、誰でも見えない箇所なので心配することはありません」だそうだ。
 ドクターは「視神経は年齢相当に弱くはなっているが、心配するほどではない」「緑内障は現時点では心配ない」「白内障の傾向はあるが加齢に伴うもので、いますぐどうということはない」とおっしゃる。
 まとめると「年齢相当に視神経は衰えているが標準程度。いますぐ心配なことはない」ということだろう。「では、年に1回検査にくればいいですか」と聞いてみたら「そうですね。とくに心配なことがなければ、来年でいいでしょう」と終わった。
 思ったよりも時間もかからなかった(ちょうど1時間であった)。会計は6,000円を少し超えた。高額ではあるば、これだけ検査したり写真を撮ったりしたら1万円かかるかもしれないと危惧していたので、想定内であった。
 目は何より大切な身体器官なので、酷使しないよう、定期的に検査をきちんと受けるよう、これからも注意していこう。同年代で目を使う職業のみなさま、一度は眼科できちんと検査を受けましょう。何もなければ安心できるのだから。

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