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おススメ漫画『ほどなく、お別れです』

こんばんは。今日は、昼過ぎに上がらせてもらい、ちょっと自分1人の時間を作りました。

最近、好きな漫画を読もうという気持ちにもならなかったので、1人ドライブをして気持ちをスッキリさせてきました。

それにしても、3連休ラスト、本屋さんもめちゃくちゃ混んでました。

帰宅して、読めていなかった漫画を読みました。
それが、こちらです。

原作は長月天音先生の同名小説ですが、そちらは未読です。霊感みたいなものがあるので、そういうことについて一定の理解と興味があります。

この作品は、葬儀にまつわる漫画です。感じるけれど見えない漆原と、自身が生まれる前に亡くした姉を近くに感じ、見える美空。漆原と大学の同級生で僧侶の里見が葬儀で出会う亡くなった人とその家族にまつわる話です。

信じる人と信じない人がいるので、これは思考の違いなので、あくまで私の考えです。

見えたり感じたりするのって、私的にはあまり嬉しいことではないのですが、この作品ではそれだけではない、部分も描かれています。

亡くなった人の思いもありますが、残された人の思いも救ってくれるような話が込由野しほ先生が描く柔らかな画でより温かな雰囲気を醸し出しています。

亡くなることで、残された者は色々と考えます。あれが出来たのではないか、こうしてあげればよかった、ちゃんと向き合えばよかったとか・・・。

生きている中で、全ての事に真っ向から向き合うことはひどく難しいことです。たまには、片目をつぶってハッキリと見えないように、時には見て見ぬふりをしてしまうことだってあるでしょう。

それは、逃げることと思われる人がいるかもしれません。その一方で、自分を守るためにしたことであるかもしれません。

同じ日はこないから、伝えたいことは毎日ちゃんと伝えた方がいいという理想論を聞きますが、実際それはなかなか出来なかったりします。

私で言えば、仕事を変えた方がいいことも分かっているし、もっと家族に時間を割いて家事をやった方がいいと思っています。

けれど、それを仕事が忙しいということで逃げているようにも思います。そんな自分が嫌いだし、でもそれを全部してしまえば、私の人生の意味って何なんだという極論にまで及んでしまいます。

ですから、そこを深く考えないようにしているし、出来ることを全部はやらないようにしています。

最近では、仕事においても今まで気付いたら全部やるようにしていたし、誰かの為にお金や時間を割いたりすることもしていました。でも、分かったんです、同等の関係であるならば、送ったら返してもらわなければおかしいと。

家族ではないのですから、無償ではありません。まして友達でもないし、ただの同僚です。そこまでしてあげる義理はないのです。今までの私と比べると、ドライに思われるかもしれませんが、別にどうでもいいかなぁと(笑)

大事だったこと、大事だと思える人にお金や時間をかける。誰にでも優しくしないです。

話が逸れましたが、この漫画は葬儀を通して人の気持ちを想像することが出来ます。ちょっと疲れた時に、ホロっと泣ける素敵な作品です。


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