見出し画像

街でキャラバン 丸の内

2019年2月2日(土)

休日を100%楽しめないことに悩んでいる。金曜日はだいたいお酒を飲んで帰ってくる。すると土曜の朝のスタートがだいたい遅くなってしまうのだった。

前日に晩酌をしていない日曜の朝も遅いので、お酒のせいにするのはお門違いかもしれない。

いずれにせよ、昼過ぎに起きてしまった休日のだるさは休日を台無しにするのに充分なパワーを持っている。

今更動き出したところで世間のみんなには出遅れているし、用事を済ませた頃には夕方になっているだろうし、何より寝すぎで腰が痛いし...とウジウジして布団から起き上がることが出来ない。

今後幸せに行きていくためには、週に2日しかないお休みを無駄にしてしまう習慣を砕くしかないと思った。

そういう訳で土曜日の早朝から人と会う約束を入れてみる。

ちゃんと眼が覚めるように特別感をプラスしたくて、ホテルのモーニングのようなメニューを食べられる所を選んでみた。

素敵な朝食といえば、(たぶん)有名な「サラベス 東京店」だ。食べたのは上に掲げた二枚である。デザートは言わずもがなのフレンチトースト。メインはマフィンの間にポーチドエッグとサーモンを挟んだものだ。

一緒に行った友人と「普段からゆったりこういう食事ができる生活をすべきでは」という話をしたり「でもフレンチトーストって他人のために作ってあげる料理って感じしない?」などと思い直したりした。

朗らかな空間を堪能した後、オアゾに入っている丸善に行き思い思いの本を買った後パン屋に向かった。

キッシュが(これまたたぶん)有名な「DEAN&DELUCA」に初めて入った。

街中でおしゃれな人達が袋を抱えているところを見て作り上げていたイメージに反さない良い場所だった。

手元には近藤聡乃さんの本とプログラミングの本があったのだけれど、この空間に合うのは明らかに近藤さんだ...と判断して上掲の写真を撮ってみた。

見返してみて僕の判断は正しかったと思う。


3人組だった僕らはカウンター席2つと側のテーブル席に陣取る。三角形の配置にしたことで気安さが増し、店内に人が少ないこともあって同窓生と大学のカフェテリアに居るかのような気持ちになった。

近くを見ると一人で来て勉強をしている10歳程の少年がいて、東京の子供は人生のスタートダッシュが大きいことよ...と慄く。

店を出るとなんとまだ12時で、いつもならまだ眠っている時刻なのに、なんてお得な休日だろう...と感動した。

2人と解散した後、駅前の石畳を散歩しながら「東京の空が狭い」というのは嘘かもしれないと考えるほど爽やかな休日を堪能することができた。

家に帰ってもまだまだ一日は始まったばかりの時間で、どうやら友人と待ち合わせ作戦は成功のようだった。

今度は日本橋あたりのレトロな喫茶店を狙ってみよう。

街でキャラバン、丸の内。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?