帰り道のコンビニでシュークリームを買うのをやめたい
要らない習慣ばかり身についてしまうよね、という話を友人とした。
要らない習慣というのは、
例えば夜布団に入ってからだらだらスマホをいじってしまうことや、仕事帰りのコンビニでそんなに食べたいわけでもないシュークリームを買ってしまうことだったりする。
もちろん、良くないのは重々承知だ。
スマホをいじるほど睡眠の量と質は下向くし、夜間の糖分は脂肪になりやすい(更にこれまた睡眠の質を下げるという話もある)。
しかも、本当にしたくてしているというわけでもないので、終わった時にもさして満足感はない。
時間やお金、健やかさを非効率に消費したと感じて、結果的に自分にがっかりすることになってしまう。
にも関わらず僕らが(僕が)要らないはずの習慣を繰り返してしまうのは、
生活の中で果たしている役割があるからのはずだ(じゃないと困る) 。
多くの人は、一日の最後に人間性を補強する時間が欲しいんじゃないだろうか。
布団の中でついついTwitterを開くのは、社会に出ている公の自分を離れて他人と関わりたいからだし、
シュークリームを買うのは何やら素敵で実利の薄い食べ物を食べることで、
社会性を脱ぎたいからだと思う(だからここで食べるのは栄養機能食品ではだめで、なるべくジャンキーなものがいい)。
とはいえ効果が薄い上に健やかでないというのも非効率が過ぎるので、
もう少しだけいい手段で置き換えていきたい。
「プライベート感」という意味では心を許せる人と話をするのが一番好ましそうだ。中でも、リプライやLINEより生身の人間と話す方が満足感は高いと思う。でも仕事の後に集まって夕食…となると時間的な負担が大きすぎる。
2つの間をとって「電話」をすることにすると、心理的な負担が出てくる。
リプライやLINEと違ってリアルタイムに相手の時間を占有することになるので、申し訳なさが生まれてしまうからだ。
・生身の人間感がある
・時間的負担が小さい
・心理的負担が小さい
の3つをまとめて満たせる方法はないか….と考えて思いついたのは、
「互いが空白の時間に電話をする」ことだ。
自分の一日の時間の使い方を思い出してみると、空白寄りの時間というのがある。駅から家まで歩いている5分間や、夕食をちゃちゃっと作っている10分間、湯船につかっている時間など、メインの行動があまり頭を使わない時間。
これらは「ながら」に向いている。
自分が料理を作っている時間に、家まで歩いている最中の友人と電話が出来たらお互いにハッピーになれそうだ。
ただ、3つの条件をまとめて満たせるこのアイデアにも1つ弱点がある。それは空白寄りの時間が一日の中で占める割合がとても小さいことだ。
知人のそれと自分のそれが同時に発生するかどうかは分らない。
自分が料理しているときに、都合よく歩いていたりお湯に浸かっていたりする人…というのは余りいないはずだし、それを見つけるのもなかなか難しい。
ここは1つ、「まだここにない出会い」を標榜する企業あたりに
余白時間マッチングの方法を作ってもらいたいものである。
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