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ヒトカラメディア×メリービズ共同企画│オフィス移転ストーリー

こんにちは!メリービズ広報担当です!

早いことに4か月が経ちましたが、2021年12月、メリービズは慣れ親しんだ日本橋を離れ、渋谷にオフィスをお引越ししました🚚

このたび、新オフィスの空間デザインを担当いただいたヒトカラメディアさんと共同インタビューを実施したため、本日はその模様をお届けします🎤

★ご案内★
オフィス移転の背景や新オフィスのコンセプトなどについては、プレスリリースにまとめています!以下の関連記事もぜひお読みください🙌

ヒトカラメディア社による記事
プレスリリース

今回の登場人物

中村さん_プロフィール

太田さん_プロフィール

大越さん_プロフィール

八塚さん_プロフィール

抽象的なリクエストでも難しいと感じる瞬間はなかった

──今回のオフィス移転プロジェクトは、具体的・詳細なリクエストよりも、概念的なリクエストをさせていただいた場面が多くあったと聞いています。そのような形で進めた本プロジェクトは、案件として難しくなかったでしょうか?

大越:今回のメリービズさんとのプロジェクトでは、こちらからの投げかけに対してアイディアを出し合い一緒に考えを深められた、という実感があります。なので、難しく感じたことはなかったですね。

とはいえ、プロジェクトの佳境では忙しい場面もありました。そんなときも、太田さんと中村さんの活気と熱気に励まされて頑張ることができました。大変な部分を進めているときはウーバーイーツで差し入れをしてくださったりもして。いつもありがとうございました(笑)

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八塚:大越さんにとって、難しいと感じる瞬間はどんな時なの?

大越:自分1人だけで、クライアントさんのニーズをどんぴしゃの形で提案しないといけない、そんな状況だと難しいなと感じます。

抽象的なリクエストを形にするのがわたしたちの仕事なのですが、なにか抽象的なリクエストがある場合でも、担当者さんが一緒に考えてくれる、となると一気に難易度は下がります。今回のプロジェクトでは、“メリービズらしさ”を太田さん・中村さんが一緒に考えてくれたので、難しいと感じる瞬間がなかったのかなと思います。

八塚:デザイナーが出すものは必ずしも答えではない、ということですね。そのプロジェクトの担当者さんが、ヒトカラメディア側からの答えを待ってしまうという関係だと、こちらからプランを出しても出しても「なんか違うんだよな…」というパターンになりやすいように思います。担当者さんも答えがわからないから混迷していくイメージです。

今回のメリービズさんのプロジェクトでは、太田さん・中村さんと大越さんがしっかりと話して“メリービズらしさ”をほぐしていけたからこそ、一見難しく思えるリクエストも、しっかりとイメージに落とすことができたのかもしれないね。

太田:実は、「このオフィスの要件を言って」と言われたらしっかり言えるくらいまでには、僕のなかでのオフィスイメージは描いていました。

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太田:ただ、変なこだわりを持ってこのプロジェクトに臨んでしまうと、ヒトカラさんがお仕事をしにくくなってしまうだろうと思いましたし、なによりプロであるヒトカラさんから、良いアイディアや提案をもらいたかったんですよね。大越さんがその辺も汲み取りながらプロジェクトを進めてくれていたので、安心してお任せすることができました。

秘めた熱量が伝播しやすいオープンな空間を

──さきほどの質問にも関連しますが、メリービズから「このスペースにはこういう想いがあり、それを実現したい」とのリクエストを出し、それをもとにヒトカラメディアさんで解釈し、デザインに落とし込んでいただく場面が多々あったと聞いています。その時の具体的なエピソードを教えてください。

大越:強く印象に残っているのは、ミーティングスペースの作り方ですね。「クローズなミーティングスペースと、オープンなミーティングスペース、どちらも欲しい」というリクエストをもらっていたのですが、メリービズのみなさんが使う会議室はどんなものが良いだろうか...と結構考えました。

ある時、太田さんから「大越さんの思うメリービズってどんな感じ?」と質問されたんです。

実は、プロジェクト開始当初に持っていたイメージは「おとなしい感じ」との印象でした。ですが、打ち合わせで太田さんや中村さん、他のメンバーのみなさんに会ってみると「実際には違うぞ」と。「おとなしいわけではないんだな。以前のオフィスだと、みなさんの内に秘めた熱量が上手く出せなかったのか...」と感じました。

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大越:そこで、新オフィスではみなさんの活気が伝播しやすくなるように、色や形などにこだわりながら、できるだけオープンに感じられるデザインづくりを目指しました。

太田さん・中村さん・私の3人とも「オープンなミーティングスペースが良いよね」と同じ認識を持てたことも、メリービズさんのプロジェクトがスムーズに進んだ理由の一つだと思います。

八塚:実際はどうですか?旧オフィスで溜まっていた熱量をみなさん発散できていそうでしょうか?

太田:自席だけでなく、みんな思い思いのお気に入りスペースで仕事をするようになったな、とは感じていますね。旧オフィスでは無かったことなので、けっこう大きな変化だなと。

中村:私としては、もうひといき…というところです。

たとえば、私の席の後ろのスペースに1人掛け用のソファを設置しているんですが、意図をもってこのスペースをつくったものの、なかなか使われていなくて。

このスペースのように、今はまだなかなか使われていないスペースも含めて、みんなにいろいろな場所で熱量高く楽しく仕事をしてもらえるように、各スペースのおすすめの使い方などの啓蒙活動をしたいと思っています。

太田:熱量の発散具合がどうか?という意味だと、オフィス全体の広さが大きくなったことも関係はしていますが、確実に発散具合は増していると思いますね。

以前のオフィスでは、けっこうみんながひそひそ話すような感じだったんです。それに比べて、新オフィスに来てからはみんな伸び伸びしているなと感じていて。ひそひそ話す感じが無くなったなと。

そんなポジティブな変化があったのは、空間のつくり方や色の使い方が良いからだろうな、と思っていて。実際にオフィスで働くみんなにとって、どの場所にも違和感が生まれない空間にすることができたから、新オフィスではひそひそではなく、ちゃんと話せるようになったのだろうなと。

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大越:色や素材については、本当に細かなところまで一緒に調整しましたよね。たとえば会議室のチェアは、張地のさわり心地まで確かめたり。

「この色はうちのメンバーらしくないんだよな」なんて意見が出ていたのも、とても印象に残っています。

中村:「ひそひそ話」だったのは、旧オフィスではみんなの席同士の距離が近かったので、誰かが話しているとそれがみんなに聞こえてしまう...といった状態でしたからね。

新しいオフィスでは程よく距離が取れていて、島が遠くても話しやすくなったように思います。ワークスペースでの会話は、今の方が確実に増えていますね。

太田:そうだね。ワークスペース側の圧がなくなったよね。

中村:そう思います。

実は移転当初、あるメンバーから「空間が広くなったことで、みんなとの席の距離が離れてしまって少し寂しいんです。」という声があって。でも、最近また彼女にオフィスの居心地について聞いてみたら「最近は常に人の声が聞こえるようになったので、寂しくなくなりました!」と言っていて。

それぐらいにはメンバー同士の会話が生まれてきていて、移転プロジェクトを進めてきた一人として、とても嬉しく思っています。

あとは、みんな状況や気分に合わせて、あちこちいろんなスペースに移動して働いていたりもしますね。そんな風に自由に伸び伸びと働いているみんなの姿をみると、選択の余地があるオフィスにできたんだなと感じて、改めて「良いスペースを作れて良かったな」と思います。

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↑予約なしで自由に利用できるハイテーブルやコミュニケーションスペース

“メリービズらしさ”とは

──今回のオフィス移転では、“メリービズらしさ”に向き合っていただきながらデザインや配色を決めていったと聞いています。ヒトカラメディアさんからみた“メリービズらしさ”はどのようなイメージですか?

大越:太田さんから「率直にメリービズってどう見えますか?」と聞かれた時は、「意外と大人しい印象ですね」とお話ししたのを覚えています。

というのも、このプロジェクトが始まった当初、太田さんから「バリュー制定資料」を共有されて。その資料が何かと言うと、メリービズさんが大事にしている想い“バリュー”を制定した時の議事録なんですが、文字ぎっしりで51ページに渡るドキュメント。

このぎっしり詰まった文字の分、みなさんの想いも詰まっていて。ものすごいものを共有いただいた...!と思い、半身浴しながらじっくり読みました(笑)

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大越:この熱い想いが詰まった資料を読んだうえでメリービズさんと初めて顔合わせをしたんですが、事前に想像していたイメージよりも「あれ、元気がないぞ?おとなしいぞ?」という印象を受けて。

その時、表に見えている姿がすべてではなく、内に秘めた熱量を持っている方たちなんだろうなと思いました。

一緒にプロジェクトを進めていく中で、いろいろな方とお話しさせていただいたんですが、今の私が思う“メリービズらしさ”は、「まっすぐで、人に興味があって、人が好き」というイメージに変わりました。

日々進化し続けているメリービズをオフィスでも体現したい

──“メリービズらしさ”に向き合っていただきながら、さまざまな提案をいただいたと思います。提案いただいたもののなかで、印象的なエピソードがあれば教えてください。

大越:一つは、ミーティングスペースの作り方ですね。

みなさんがクライアントさんと打ち合わせをしたり、チームメンバー同士で打ち合わせをするときには、できるだけ「姿が見える」方が良いなと思いました。熱量や想いや姿を共有することで、見えないところでみなさんが一つになるのではないか、との想いからです。

もう一つは、執務デスク以外の家具の配置や種類、プロジェクターの設置など、日々進化し続けているメリービズさんを、オフィスでも体現できたらと思いました。

家具や色を決めるときは、私から「これにしましょう」という言い方はせず、太田さんと中村さんと常に一緒に考えてきました。お二人の日々感じている日常が加えられたことで、“今のメリービズさんらしい”オフィスが生まれたのだと思います。

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↑プロジェクトメンバーのこだわりが詰まったミーティングスペース

──まさにヒトカラメディアさんとメリービズが一緒になって作り上げた空間ですね。太田さん・中村さんのお二人から「今後、このオフィスをこのように活用していきたい」といった考えはありますか?

太田:それぞれの空間になんらかの意図を持たせたいな、と思っています。

すでにそれが出来ているスペースもありますが、まだ空間を活用しきれていない箇所も残っていて。現状に満足せず、しっかりと考え続けて、さらに良いオフィス空間にしていきたいですね。

中村:私は、このオフィスを「ひとが行き交う場所」として活用していきたいと思っているんですよね。社員だけではなく、メリービズにかかわってくださっているすべての方々に、このオフィスを使い倒してほしいと思っています。

そのためにも、オフィス移転プロジェクトとしては一旦新オフィスは完成したものの、まだまだ出来ることがあるなと思っているし、やりたい事もたくさんあるんです。

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中村:オフィスのあらゆる場所の活用方法を考えて、それをメンバーのみんなに浸透させていくことは、大変だけど面白くてやりがいがあることだなって思っています。

太田:ボードメンバーの会話のなかで、メリービズという法人格を“メリービズくん”と表現したりするんです。

このメリービズくんは、若干シャイなんですよね。

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太田:そんなメリービズくんも、新オフィスになってからは自我が目覚めたように感じていて。

シャイな人格なりに、自然に最大限に、やりたいことをできるようにしてあげたいなと思っています。「楽しい」とか「スキ」とか「わくわくする」とか、場合によっては表現することが憚られるようなものを自然に発信できるような環境にしていきたいですね。

──最後に、メリービズは「ビジネスを楽しく」とのビジョンを掲げているのですが、ヒトカラメディアさんの目線で、何があればビジネスは楽しくなると思いますか?

八塚:ビジネスの場における「楽しい」は、FUNの意味の「楽しい」ではなくて“「面白い」と感じられる”ことなのかな、と自分は解釈しています。

今回のオフィス移転を機に、メリービズさんのオフィス環境がオープンな空間になったことで、メンバーのみなさんが大事にしたいものが共有しあえるようになったり、自分らしさを発揮できるようになったのではと思っています。

みなさんの「これがいい」「これを大事にしたい」が行き交うことで、「面白い」に繋がり、「ビジネスを楽しく」をさらに追及していってほしいなと思います。

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