サザンふざけるな!!ライブ感想10【ネタバレ注意】
『サザンオールスターズ LIVE TOUR 2019「“キミは見てくれが悪いんだから、アホ丸出しでマイクを握ってろ!!”だと!? ふざけるな!!」』
今回のサザン40周年締めくくりライブ、いきなり最初から
ああ、サザンが好き!好きで良かった、と
40年間聴き続けてきた自分自身に誇りが持てるような、
そんな豊かな充足感でいっぱいになるスタートだったんだけど、
中盤になって益々その思いが深くなっていく。
24曲目「わすれじのレイド・バック」なんて、もう…
その極み!
イントロで既に
ああ!この曲やってくれるんだぁ~!と膝から崩れ落ちそうになる。
…いい曲なのよ。
何を言っているのか歌詞だけ読んでもわかりにくいけど、
曲を聴けば、めっちゃニュアンスが伝わって来る。
特別な関係の二人の
特別な夜の体温、指の動き、吐息。
続けての「思い過ごしも恋のうち」
デビュー間もない頃のサザンの写真がモニターに映し出された。
ハチャメチャな学生バンド。ああ、こんなだったよなぁ、懐かしい…。
メンバー全員の写真が6人だった。…見間違いかしら?
え?と思って、もう一度数えたんだけど。
昔の写真は6人が自然。
30周年ライブの時は不自然に切り取られた写真が映って(たぶん、わざと)
切なかったもん。
20代前半の若いメンバーの写真を見ていると、自分も10代の頃に戻ってしまう。
いやほんと、このあたりの曲はもう刷り込まれてるから。
口が勝手に歌っちゃうから。
中学とか高校の頃、この歌を歌いながら自転車をこいでたなぁ~。
…よく考えるとヤバイなー。
この曲は歌い始めると最後まで流れるように全部歌ってしまうよね。
この流れ具合が、すっごく絶妙で気持ちいいのよ~~。
パーカッションの毛ガニさんがカッコよかったよ!
「はっぴいえんど」
この流れでこの曲は意外な感じもしたけど、いったんここで落ち着くにはとても良い曲。
確か…
確か、この曲の時、桑田さんがステージの右端、左端まで動いて注釈付きの席の人にもよく見えるように手を振ってた。
そういう心配りが温かくて、ファンで良かったなぁって思うし、一生やめられないなって思う。
手を振ってくれる桑田さんに手を振り返して、
気付けば、いつの間にか笑顔になっていた。
こんなに口角上げて笑うの、私、久しぶりよ。
そしてここからが怒涛の盛り上がりへ、とめどもなく駆け上って行く。
「シュラバ☆ラ☆バンバ SHULABA-LA-BAMBA」
ステージに炎がボンボン出る。
そのたびに熱い!4列目の席でこの熱さ、桑田さんはもっと熱いんだろうなぁ。
場内も一気に熱を帯びる。
腕につけたライトが光る。色を変える。
桑田さんが羽根つき扇子をヒラヒラさせ、皆を煽る。
ダンサーさんたちも扇子を手に踊って、ドームが巨大なディスコになる。
ドンドンと胸に響く重いリズム音。
こんなに全身で、頭の中空っぽにしてサザンのライブを楽しめたの、私、初めてかもしれない。
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megumiさん、ありがとうー!
そう、扇子の小道具が盛り上げに効いていましたよね。思い出させてくれてありがとうございます~~
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