サザンふざけるな!!ライブ感想8【ネタバレ注意】
『サザンオールスターズ LIVE TOUR 2019「“キミは見てくれが悪いんだから、アホ丸出しでマイクを握ってろ!!”だと!? ふざけるな!!」』
ライブも中盤に差し掛かってきた18曲目にレア曲
「ゆけ!!力道山」
「これはさすがにわからなかった…。」と次女。
いやいや!家にCDあるから!!
シングル「 クリスマス・ラブ(涙のあとには白い雪が降る)」のカップリングなのよ。
アルバム「 HAPPY!」にも入っているけど、これは「 HAPPY!」そのものがレアだから…。
でも確かにシングルはあまり聴いてないよね。
アルバムや、ネットを始めディープなファンと化していった2000年以降に発売されたシングルは、ものすごい回数で聴いてるけどね~。
ん~、しかしこの曲はライブでやっていた記憶があるぞ…と調べたら、
『ゴン太君のつどい』なのね。2000-2001年の年越しライブ。
…次女が覚えていなくても仕方ないわね…。
CDで聴くのよりライブのほうが、この曲も味があった。
不思議な揺らぎが面白い。
続けての「CRY 哀 CRY」も空間が捻じれるような感覚が気持ちいい。
タイトルに英語が入っているけど、歌詞は古語。
雅な美しい情景を描きつつも、淫靡。
…サザンでなけりゃ、こんな曲、生まれないんじゃないかな。
更に「HAIR」
そっか…これ、「世に万葉…」収録なのね。
この曲、私、なんとなく好きなんだけど、
改めて歌詞を読むと…
序盤、とても空虚な心象を並べていて
中盤に美しい叙情的なイメージを広げ、
そこから一気に、ワザとのようなくらいの下ネタ3連。
脈絡が無いようにも見えるけど、自分の心の中を正直に映すとこういうスケッチになったのかもね。
26年前の作品、桑田さんはまだ30代。今の桑田さんとは作風が異なる。
だからこそ、こういう作品もあって全体に非常に幅のある世界を見せることができる。それがサザンの一番の強み。
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