log002:DJという事に言いづらさがあった話


「休みの時って普段何してるの?」

世の中にはこの質問に対して気兼ねなく答えられる人間もいれば、ちょっと躊躇してしまう人間もいます。もちろん僕は後者です。

まさか「何もしてないです。ベッドの上で天井見てますね」とも言う訳にもいかず、「まあ、映画観たり友達と呑んだりとかっすかね」等と適当にお茶を濁していたのが5年前くらいでした。

しかし、あまりに本当の事を言わないと「あいつ、壁作ってるよね」という烙印を押されてしまうし、それはそれで勿体無いなと言うことで最近は開き直って「DJっすね」と言うようにしているんですけど、これが未だに難しい。

これが「読書っすね」なら「ふーん」で終わるし、仮に食いつかれたとしても相手がよほどのガチ勢じゃない限り「へえ~、どんなの読むの?」「好きな作家は?」くらいで、まあ平和な終わり方をするんだろうなと思いつつも

「DJっすね」

だと明らかに弄られる。

まあ、「は?」とか言われて以後完全スルーというのも若干悲しいけれど「へぇー!そうなんだ!」くらいの距離感で大丈夫ですよという申告をしておきたい。

よくあるパターン

・「え、DJってこれ!?」というポーズ

バトルDJだったりスクラッチをプレイ中に挟む人なら「それっすね!」でもいいんだろうけど、僕のように普通にmixするスタイルだと「それっすね!」と胸を張って返答していいのかという葛藤がありますね。

まあ確かに頭出しの時とかにこのポーズもするし、まあいいやと言うことで最近は「それっすね!」と答えてます。それです、それ。

「これ!?」という確認をしてから話がどう転がるかはわかりません。

頑張りましょう。


・やっぱ「YO!YO!」とか言うの?

言わないです。クラブで聞いたことないぞって思ったけど、HIP HOPの現場だとちょこっと聞いたことあるかもしれない。でもそんなYOに対して強調はなかったと思うし、言ってる人もDJじゃなかった気がする。

テレビでDJ KOOさんが言ってたんだろうか。確認してないけど言っててもおかしくないし、言ってそうな気がする。いや言ってる顔だよあの人は。

人は手持ち無沙汰になるとこうなるんだなという学びのある動画です

多分、こう聞いてくる人のイメージはこんな感じなんだろうな~と思いつつ、「いや、僕は言わないですね…」と「僕は言ってないけど、他に言ってる人はいるかも知れないしネッシーもいるかもしれない」と夢を壊さないようにして社会で過ごしています。

YO!YO!ってめっちゃ言ってるDJを知ってる、もしくは自分がそうだという言う人はこっそり教えてください。

言ったところでですけれども

色々ありますが

「まあ、趣味として友達と一緒に好きな音楽聴いて遊んでますね~」という感じで話しているとある程度みんな理解してくれますし、偶に「俺もクラブ行くよ・行ってたよ」「俺もDJやってる・やってたよ」という人と知り合えたりもするので、鬱陶しくならない程度に自分を出すのもそう悪くないなと最近は思ってます。別に後ろめたいことしてるわけじゃないしね。

皆さんはどうですか?


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