見出し画像

スイスに行ってきた(第3夜)2024.3

勉強しないと分からないことがあるって不思議ですよね。
勉強してることって全部人間の知識の内から出てきたものじゃないですか。
知らないことを知ると、その周りには知らないことが必ず現れると昔友達に教えてもらいました。何かを知らないのが人間の常なんですね。
つまり、今日授業でやったところがわからなくても、それでいいのです。(合掌)

第3夜です。アルプス山脈の麓を離れ街に出ました。
そういえばこの日はとても天気が良かったです。
今回は写真多めになりました。
山だけじゃないスイスをご覧ください。


おはようございます。
グリンデルバルドの朝は寒いです。
山沿いってのはやっぱり風が強くて、気温もその分下がってます。
昨夜も暴風と言えるぐらいの風が窓を叩き、そろそろ割れるんじゃないかっていう雰囲気と共に夜を過ごしておりました。
今朝も曇りですが、今日でこの街ともおさらばなので、半分雲で隠れたこのアルプスの風景を目に刻み込んでおきます。

とりあえずは朝ごはん、昨日と同じメニューですが今回はサラミ少なめでチーズ多めにしました。
ドイツに来てから気づいたんですが、僕はどうやらサラミが苦手らしい、なんかあの口と鼻に残る風味がどうも。。
そして昨日と同じようにコーヒーをお腹いっぱい飲んで元気満タンにしてから宿を出る準備。

今夜は、ベルンに泊まります。
初日に惹かれたあの電車からの景色、あの後すぐに最終の宿を探しました。
そしてベルンに着くのは夜の予定です。
その前に寄り道して、インターラーケンという街に行きます。

グリンデルバルド~ベルン間のちょうど真ん中にありまして、
地図を見てみるとどうやら2つの大きな湖に挟まれた街なんですね。
そしてその湖がしっかり大きい、
どんだけ大きいのか見てこよう。
ということで組み込みました。
今回はただの4連休、時間の制約モリモリな旅路だもんで、遠い街に行って移動に時間を取られるのも嫌だしね。


というわけで10時にチェックアウトし、リュックを背負って駅へ向かいます。
お世話になりましたグリンデルバルド、とても良い景色を有難うございました。
この街は、トルコのカッパドキア、エジプトのサハラ砂漠に次いで、「いつかテント泊したい場所」に追加されました。

切符売り場。綺麗。

てなわけで駅で切符買って電車に乗り込み、あとは運ばれるだけ。
ちなみにここら辺は完全に英語が通じます。
スイスはドイツ語を含めて4つぐらいの共通語があるらしいけども、そこに英語は含まれてないんで実質5つの言語が飛び交う、驚異の国です。
昔のスイス人は「言語なんか統一しなくてもええやんね」ってなったんだろうか。

ここらへんの電車は基本的に山を避けてレールが敷かれているので、谷間を縫って進む感じ。
遠くにあった山が気づいたら近づいてくるこの車窓はなかなかの見ごたえです。
30分ぐらい乗ったかな~というところで空がみるみる晴れてくるじゃありませんか、やっぱり天気悪いのは山沿いだけか。。


そして到着!インターラーケン!
着くころには快晴も快晴、暑くて上着脱ぎました。
出発日から曇り続きだったもんで久しぶりの太陽に気分も上々です。

駅はそれほど大きくないけれども降りる人が多いです。
そしてこの街には大きな湖があると言いましたが、この駅の前にすでにその湖へのフェリー乗り場があり、ここでフェリーに乗れば、細い川を進みながらそのうち湖に出れます。
大きなフェリーで湖を優雅に旋回できるので結構人気らしいです。

ところで、もちろん僕は歩いて湖まで行きます。
湖は中心地の端っこにあるので、駅からだと街中を通りながら向かうことができます。
しかもほぼ一本道なので迷う心配もなし。むしろちょっと迷った方が楽しいです。

街中はめちゃくちゃ綺麗。
ヨーロッパ建築の良いところは長くもつところですよね。
たくさん使われてその分磨かれて、何十年もそれを繰り返せばこういう風格が出てくるんでしょうか。
それとも単にセンスが良かったのか。

少し歩くとでっかい公園発見。
街のど真ん中にある公園がこの景色です。
芝生の真ん中のほうがちょっとならされてるのでこれから花でも植えるんでしょうか。

メイン通りはショーウィンドウが多めの観光地っぽい雰囲気。
それでもちょっと歩くとのどかな田舎道。
すこし住宅街のほうを歩いてみるとログハウス風のゲストハウスがあったりパブがあったり生活感が溢れくる。

両側に草むらが広がってる道に来ました。
ここからは本当に真っすぐ。
綺麗な一本道に桜みたいな気が植えてあったり教会があったり、気持ちのいい景色。

結構歩いて目的地周辺到着、でっかいリゾートペンションがありましてその後ろ側が湖です。
周りをグルーっと遊歩道が囲み、たまにベンチ付きの広場があったりしてなんとも優雅。
多分一周にはそれなりの時間がかかりそうな広さ、というか奥が見えません。

ベンチに寝っ転がってしばし休憩。
パラグライダーしてる人、船から湖を堪能してる人、ベンチで話し合うご夫妻、ベンチに寝っ転がる僕、そんな午後です。

思いっきり昼寝してしまったのでそろそろ行きますか、まだまだ太陽は燦々と輝いてます。
連日の登山による疲労が右足に溜まってきているので、疲れたらバスに乗ろうとしてたんですが、帰り道に牧場を発見してしまったのでバス通りを抜けて牧場方面へ、
近くまで行ってみると牧場じゃなく乗馬用の広場でした。
確かに自転車レーンで馬に乗ってる人も結構いるので乗馬も盛んなんですな。

結局バスにも乗らず街のほうまで戻ってきました。
陽も傾いてきたんでベルンに向かいましょう。
駅にあるキオスクでコーヒーとパンを買って電車待ちます。
しかし、コーヒーと菓子パン2つで2000円弱ですよ。
物価世界一恐るべし。。

電車に揺られ一時間、ベルン到着。
良い夕暮れ。 
スイスの首都ベルンは旧市街をそのまま残している街で、その街自体が世界遺産になってるんですね。
いわゆる中世ヨーロッパの街です。
そして中世とは日本でいうところの鎌倉とか室町時代です。
そんな時代にこんなデザインの建物作れる人たちの脳みその発達具合見てみたいよね。

この駅前から長いアーケードが続いていて、古い建物をそのまま使ったお店が連なってます。
その大通りをまっすぐ進んだ先に宿があるんでとりあえずはチェックイン。
ベルンの街は夜のほうが綺麗そうなのでご飯食べながら夜を待ちます。

陽が落ち、暗くなってきたのでそろそろ宿を出る。
街は街灯に照らされ夜の姿に変わってます。
薄暗い通りは重くて静かな雰囲気を醸し、結構静かです。
初日に電車から見たあの雰囲気は期待通り、タイムスリップという言葉がこんなに似合う街は初めてです。
街中には見るとこ多し。

時刻だけじゃなく日付け、月、星座、月の位相も伝える時計台。
毎時間鐘が鳴り響いてます。
昔は馬や人の水飲み場だったらしい。
今も飲めるよ。
ベルン市内に水飲み場は12個あって全部像が違ってた。

道端のカフェやバーも遅くまでやってる夜の街を観光してる人も結構います。
危ない感じもないし、ベルンを散歩するなら圧倒的に夜がおススメ。


一通り歩き、足の疲労が限界値に達しそうなので宿に戻ることにします。
只今時刻は10時ぐらい。
これからシャワーに入って明日に備えます。
地味に明日が最終日です。4連休でここまで旅行できるなんてヨーロッパさまさまですな。
宿のルームメイトにベルンに1日しか泊まらないなんてもったいないと言われ、そうなんだろうなあと思いながら眠ります。
そんじゃまた明日。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?