ダウ平均最高値更新も米中通商協議は楽観視後退
米国株式市場は、ダウ工業株30種 とS&P総合500種が最高値を更新して取引を終えた。娯楽大手ウォルト・ディ ズニーが大幅上昇し、指数を押し上げた。一方、ナスダック総合は下落。 米中通商協議を巡る不透明感の再燃が市場全般の重しとなった。
米国を一方的に優先する合意は望んでいない
米中通商交渉が農産物購入を巡り「暗礁に乗り上げた」と、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が13日、関係筋の情報として報じた。
WSJによると、中国側は米国を一方的に優先する合意は望んでいないとの立場を明示。中国高官は「状況が悪化すれば、中国はいつでも(米農産品の)購入を停止できる」と述べた。
総括
ある重要ポイントが設定されれば、その道中様々な情報が飛び交うもの。
米中通商協議も、これまで協議日が設定される度にポジティブ、ネガティブ双方の情報が飛び交ってきた。今回の報道もその一環だろう。
一時的な情報に左右されないことが重要であるとともに、常に売る理由を探している市場の感情に注意したい。
出典
ロイター 11/14 米国株式市場=ダウ・S&Pが最高値更新、ディズニーが高い
ロイター 11/14 米中通商交渉が「暗礁」に、農産物購入巡り=報道