貨幣

【3/22】円高一服、4月米利上げを示唆

先週はFOMCの声明により、米利上げは見送りされました。

これを受けて、1ドル-113円から111円まで円高となりました。

一時は110円まで加速しましたが、3/22の6時の時点では111.9円と円安の方向に動いています。

円高が一服したように思えます。


■4月利上げの可能性

米アトランタ地区連銀のロックハート総裁は21日、米経済には早ければ4月の利上げを正当化するだけの十分な弾みがついている可能性があるとの見解を示しました。

3月の利上げを見送ったのは海外市場が落ち着いたことを確信するためであり、米経済はすでに準備が整っているとみられており、このまま米経済が堅調であれば、早ければ4月末に利上げする可能性が高いそうです。

やはりキーになるのは世界市場、とりわけ中国市場でしょう。


■個別株物色の時期

15年度の決算発表シーズンに突入します。

業績の良い企業の物色が始まりますので、業績が良ければ上がり、悪ければ下がるという銘柄個別の動きが強まるでしょう。

また、3月末は配当金の権利確定日が集中しています。

これを狙って個人投資家は買いに走ります。

そして、4月利上げの可能性を加味して全体的に株高となるでしょう。

アノマリー的にも4月は株高となりやすい時期です。

4月に向けて株高を期待しても良いかと思います。