2/9 ビアキチ基地 
・Antelope(滋賀県野洲市)

・DEEPSEEK - Honey - / バーボンバレルエイジミード

バレルエイジシリーズ''DEEP SEEK'' 蜂蜜オンリー。
甘やかで濃厚な香りと、オレンジのような柑橘感。茶色く色づいた外観と甘さに、蒸留酒を思わせるほどの凝縮感。高級感に溢れる酸味と、甘みの余韻。液体としての完成度がすごく高い。DEEP SEEKシリーズだと一番好きだ。

・DEEPSEEK - strawberry-

昨年のリリース情報からチョコレートバレルエイジと共に楽しみにしていた、イチゴのバレルエイジ。イチゴのつぶれたジャムのような甘みと酸味。樽のバニラ香りや甘やかなニュアンスがわずかに勝っているので、イチゴのニュアンスは控えめ。
下記のキウイ同様、いちごも食感と酸味を特徴とする果実はポテンシャルを十分に引き出すのは難しい。

・DEEPSEEK - Kiwi -

バレルエイジ キウイ。今回のDEEP SEEKシリーズでは最も果実感・甘み等が穏やかでやはりキウイの良さを引き出すのは難しいなと実感する。
キウイのトロピカルな酸味が穏やかに香り、樽のバニラ香の負けている。微かに感じる程度だ。

・Orangette / オレンジとチョコレートのミード

今年一番の出会い、オレンジとチョコレートのミード。
美しいカシスのような色合いに、すみれを感じる華やかな香り。オレンジの果肉と皮の深いニュアンス。チョコレートを刻んだ時の味わいとそれが舌の上で溶けるときの滑らかさ。Alc.4%のボリューム感も味わいも香りもすべてが調和している素晴らしい出来だ。新鮮なオレンジが閉じ込められている凝縮感、とチョコレートの甘みの余韻が心地よい。チョコレートを使った液体の正解かもしれない。

・Request Timeout / チョコレートのバレルエイジミード

二度目のチョコレートバレルエイジミード。
口の大きいグラスで飲んだことにより、１度目よりも華やかなチョコレートで香りが直に伝わる。バレルエイジの立体感と奥行き。Alc.14%のボリューム感と相反するさらりとしたテクスチャも調和がとれている。やはり常温だからだろう。