ミャンマー・ヤンゴン、愚連隊の家探しの記録_vol.1
これは、愚連隊の我々が、ちょっとマシな住居を探すまでの真実の記録である。(現在進行形)
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世界銀行と国際金融公社が毎年発行している、ビジネスのしやすさを国別ランキングで示す「ドゥーイング・ビジネス(Doing Business)」の2018年版で、ミャンマーは世界190か国中171位にランキングされたそうです。
つまり、まあ、びっくりするくらいビジネスが しにくい 国、という事です。
要因をあげればきりがありませんが、その中の一つとして、「家賃の高さ」と「住宅、物件レベルの悲しいほどの低さ」があげられるのではないでしょうか。
ミャンマー第一の都市であるヤンゴンで、外国人が家を探そうとすると、大きく分けて5つの選択肢があります。
1.サービスアパートメント、レジデンス
2.コンドミニアム(エレベーター有)
3.アパート(エレベーター無)
4.一軒家
5.その他、シェアハウス等
簡単にそれぞれ解説すると…
1.サービスアパートメント、レジデンス
これは、長期滞在の方向けのホテルのようなものです。プール、ジム、コンビニ、エステ、レストランなども完備されていて、お部屋には家具家電つき。清掃やメンテナンスサービスもあります。家賃は、3000-6000USDというところでしょうか。大使館やJICAなどの政府関連の機関の方、また商社や大きな企業の駐在の方はこういった場所を選ぶことが多いです。
セキュリティがしっかりしていて、生活面のストレスがだいぶ軽減されると思われます。
でも、そうはいってもお家賃高いと思いませんか?日本で同じような物件を検索してみたら、品川プリンスレジデンスでも2LDKで家賃は30万くらいでした。品川と比べても高いって…
そう、ヤンゴンは家賃が高い!これは、外国人が住めるようなまともな物件が少ないのに、民主化以降ミャンマーに進出する企業が増えたからです。供給の絶対量が少ないところに、需要が大きく増えたため、家賃が高騰したためです。
特に我々がヤンゴンに移り住んだ3年前は、どこもかしこも家賃が高くて、本当に大変でした。(その話は後日)
当時は、こんなに高額なサービスアパートも100件待ちで入れない、という状況だったと聞いたことがあります。(ハナからこんな高いところに住めないので、もちろん我が家は問い合わせすらしていません。聞いた話です)
2.コンドミニアム(エレベータ有) 3.アパート(エレベータ無し)
コンドミニアムは、日本でいうマンションですね。コンドミニアムとアパートの差は、エレベータがついているかいないか、だそうです。ミャンマーに来て初めて得た知識です。日本でもマンションとアパートの違いって、エレベーターの有無なのかな?
コンドミニアムの価格帯は、4500USD-1400USDといったところでしょうか。値段が高いコンドミニアムには、プールやジム、発電機がついていることが多いです。
アパートは、ネットなどに公開されている値段を見る限り、1500-500USDといったところでしょうか。
4.一軒家
日本人の駐在の方で、住宅として一軒家を選ぶ人はあまりいない印象です。
一軒家は、メンテナンスが大変で数名の使用人を雇わなければならないパターンがほとんどだからです。
お値段は、2000USD-6000USDといったところでしょうか。
借りるにしても、住居ではなくオフィスとして使われている方が多いと思います。
5.その他、シェアハウス等
コンドミニアムや一軒家を、複数の人数でシェアして住んでいらっしゃる方もいます。現地に知り合いがいたり、ネットワークがある方が多い印象です。また、日本でシェアハウスに入居している方と同様、独身の方が多いです。
シェアの良いところは、主となる借主にもよりますが、家賃の月々払いに対応してもらえるところだと思います。
そうそう、大事なことを書き忘れていたのですが、ミャンマーでは、家賃は1年分一括の先払いが基本です。途中で退去しても返金はありません。
シェアハウスの場合も、主となる借主が、大家さんに1年分の家賃を一括払いしています。そして、入居者には月々の家賃を払ってもらう、という仕組みです。
私たちが現在住んでいるのは、3.のコンドミニアム(に一応属する)物件で、オフィスと兼用です。超ボロくて天井には鳩が住んでます。この話も後日。
長くなりそうなので、(そして、今も家探し中なので)続く。
(ヘッダの画像は不動産屋さんの物件情報の写真です)
2014年〜ミャンマー在住。IT企業を現地でやっている夫、現地のローカル幼稚園に通う3歳の息子と一緒に、日々アレコレドタバタやってます。サポート頂いたら、新しいモノコト探しに使わせて頂きたいです!