助けて欲しいと思い、逃げ出したいと思ってきっと私は画面を開く。
時々全てのものを捨てたくなる。嫌になるよ、電話かけてこないでよ。
同時に考えているからどれも中途半端だ。結果を出せない。
死んで欲しい。
私に。
消えて欲しい。
全てのものに。

うんざりする。
自分の変わりすぎる感情とそれに左右される行動に。
不要なものは全てシャットダウンしたい。
それが出来ないから再起動を繰り返す。
何だっていいよ、もう。
明日の着る服もご飯も将来も。
自我なんてない方が良かったかもね。
誰かの言いなりになって疑問を持つことも無く淡々と過ごしていたいよ。

朝起きたら画用紙同士が擦れた音をしたような生ぬるい風が肌にあたる。
夢の中で忘れていた現実が起きてのしかかってきたとき、その気持ちを風が運んでくれる。

買った花がふうわりと香り、それに包まれた私は他の装備を身につけなくても済む。

あなたが大切なのだと、
私はもうあなたを受け入れるという思いで両腕を広げて待ち続けたい。
どんな女になりたいなんて野暮な質問。

私は囚われの身ではなくて自ら囚われていく身なのではないかと思う、
女や悲しみに。

泣かないと次に進めないならその悲しみに向き合うしかないね、
寝る前は涙の10倍の水を飲んでおかなくちゃね。
他人の泣いた顔も怒った顔も、笑顔と同様に惹き付けられる。

私は私の泣いた顔が好き。
変だね。
こんなに弱々しくて、しなりとした表情になってしまうのかと恐ろしくなる。
自分の泣き顔を見ることで、
気持ちの整理を行っているんだと冷静になれる。

生理。
数時間前まで私の子宮にいた血は、
私の一部だったその血は、
役が任されることなく膣から流れ出る。

私の身体はきちんと健康だと、サインを伝えてくれる。
生理は私を憂鬱にさせるものではなくて、
寄り添ってくれるものに思えてくる。

久しぶりだね、今月も会えて嬉しい。
だけど2日目の痛さを軽くしてくれるともっと幸せになれるともっと嬉しいんだ。
だけど頑張って血を出そうとしてるのも知ってる。
ぬいぐるみみたいにあなたとハグができたらいいのにね。
せめてお腹を擦っておきます。