見えないところから変えなさい

「自分を変えたいのなら見えないところ変えなさい」

かれこれ8年前ほどでしょうか。
コンビニに行った帰りに近所の公園近くを歩いていた時に急にこの言葉が
お告げのようにふと聞こえたのです。
ちょうどどうしょうもない自分に嫌気が刺していて、自分自身を変えたいと切望していた矢先でした。
自分の思考とは違うしっとりとしていてハープの音色を聴いている聴き心地の声で

「自分を変えたいのなら見える所からではなく、見えないところから変えなさい。」

その時はこの言葉の意味がいまいちよく分かりませんでした。
そしてその声の主が何のかも分かりませんでした。
神様?仏様?
自分にとってはこの言葉を誰が言ったかは正直、重要ではありませんでした。でもその言葉が非常に深い意味を持っている事はすぐに分かりました。

「人は自分を変えるとき見えるところから変える傾向がある」

人は自分自身に変化を求めるとき、ついつい外見から変えたがる傾向があります。確かに、見た目は変化が分かり易く、変わった気になれます。
しかし、それだけでは本質的には何も変わりません。
確かに服装を変える事で心持や心理状況を変える手法も無くはありません。
しかし、本質的な変化を自らに望むのであれば服装だけの変化だけではまったく足りません。

「『見えないところを変える』という言葉の本当の意味」
 
見えないところから変えるという言葉の本当の意味、それは

「腸と脳を変えよ」

と言う事だったと8年がかりですが、ようやく分かりました。
人間においてもっとも見えない場所であり、ブラックボックスとも称される謎多き「脳」。
そして今もなお多くの研究者を魅了し続けている謎多き「腸」。
この二つこそが人間にとってもっともみえづらく、そして変容を望むものにとって真っ先に変えるべき対象であったのだと科学の力を借りる事でようやく理解できたのです。

脳を変える、腸を変える。
もし本気で自己実現を目指している人ならこの事の重要性をご理解頂けると思います。
「人」という生物の生物的特徴を作り出しているのは他でもなく「腸と脳」です。腸と脳こそが人間が他の動物よりも優れたる機能をもつもっともな臓器なのです。
人には羽根も無ければ、壁を走る力も無ければ、暗闇で物を認識する力もありません。
しかし、人間には脳があります。そして多様な細菌を受け入れ、保有する事ができる腸があります。そしてこの二つの臓器には密接に繋がりある神経回路が存在しています。この二つのおかげで人間は「人間」になれたのです。
しかし、逆を言えばこの二つが衰えれば、人間は他の動物以下の存在になります。詳細は複雑なので割愛しますが、この二つの働きと相互作用性が失われると実際に人は「人」ではなくなります。
言い方を変えれば「人でなし」になります。

「腸と脳を変える方法とは?」

腸と脳を変える。
一言で言える話ではありません。
ですが、方法はあります。
そしてこの二つを整えない限り、真の意味での自己実現は無しえません。
言い切ります。
社会に順応してきただけの人が自己実現を達成する事は98%あり得ないし、
社会は自己実現を阻むような習慣で埋め尽くされています。
余程運がない限り絶対に無理です。

これと対照をなすように腸と脳を根本から変えるメソッドには自己実現を
達成するための秘訣が多く含まれています。

補足として言っておきますが、ここで言う自己実現は社会的な成功を意味しているものではなく、本来の意味での自己実現です。
多くの人が社会的な自由を得ることや社会で成功する事が自己実現だと勘違いをしていますが本来の意味での自己実現というのは以下の特徴を備えた人格を有する状態にあることを指します。


1.現実をより有効に知覚し、より快適な関係を保つ
2.自己、他者、自然に対する受容
3.自発性、素朴さ、自然さ
4.課題中心的
5.プライバシーの欲求からの超越
6.文化と環境からの独立、能動的人間、自律性
7.認識が絶えず新鮮である
8.至高なものに触れる神秘的体験がある
9.共同社会感情
10.対人関係において心が広くて深い
11.民主主義的な性格構造
12.手段と目的、善悪の判断の区別
13.哲学的で悪意のないユーモアセンス
14.創造性
15.文化に組み込まれることに対する抵抗、文化の超越

社会的な成功者が自己実現者なのではありません。
社会的な成功者でも自分自身の拙い人格に悩んでいる人は大勢います。
彼らが自己実現を達成するまでは、例え成功者と呼ばれる存在になったとしても幸せや安らぎを感じたり、本当の意味での自分らしさを発揮する事はありません。
愛、ユーモア、神秘性、哲学、創造性などの人間としてのもっともな特徴を真に発揮できる人こそが自己実現者なのです。
そして、私はこの自己実現者になるために様々な学問を研究してきました。
理由はまた後日説明しますが、私の栄養学も生理学も脳科学も歴史研究もすべてはこの自己実現を科学的に解明し理解することで汎用性のあるメソッドを作り出す為に研究をしてきました。
(一部で健康マニアだと思われているので一応弁明しておきます)

その私が腸と脳を変える事の重要性を説くのはある種、腸の研究者が腸の重要性を説くよりも大きな意味があると思うのです。

話が少し長くなってしまったのでこの「腸」と「脳」に革命を起こす方法は
また後日、ゆっくり書きたいと思います。
もし、興味をひかれたなら是非続きをお読みください。

きっとあなたの人生に強烈なパラダイムシフトと革命が起こるはずです。

逆に変えたくないという人はどうぞご遠慮ください。

ご精読、ありがとうございました。

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