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まだ頑張ります。

おはようございます。箕輪です。

ネットができない飛行機の中にいるから、これから僕がやっていくことを書く。
いつもみたいに読みやすく書かないから、読みたい人は頑張って読んでくれたら嬉しい。

NPブックが創刊した2年前、なにもなかった。
でもこの2年で多くのNPブック読者が生まれ(累計で言うと150万部以上はいってるのかな?)、僕のオンラインサロン箕輪編集室には日本全国、そして海外も含め1000人ほどのメンバーが集まってきている。

これは意図していたことではない。最初は仕事がまったく回らなくて、苦し紛れにサロンを始めただけ。

それが結果的に僕の編集した本や普段僕が言っていることや僕の行動に共感してくれる人たちの軍団になっていった。

しかし、この情報爆発時代、マス消滅時代、コミュニティを持っていることの価値はとても重要になってきているから、僕にとってめちゃめちゃ重要だ。

つまり意図的ではない部分もあるが
結果的に、
本のヒット(第1段階)→コミュニティ形成(第2段階)→??

と第2段階まで今きている。

コミュニティを形成するにあたって本というのはとても強い。

宗教が経典を必要とするように、活字をパッケージしているものは、コミュニティの起点になりやすいのだろう。

テレビなどと違い、読者が能動的に向かい合うから。
読者一人一人のレベルや知識や生き方で解釈に深さと幅が出るから。(カスタマイズできるから)。
スマホから物理的な距離があるから。

というような理由が考えられる。

これは堀江サロンや西野サロンも共通しているように思う。
やはりそれぞれのサロンメンバーは堀江さんや西野さんの本を読みこんでいる。

そんなコミュニティを形成しやすい「本」をつくっていたことで僕の周りにもコミュニティができた。

僕は「死ぬこと以外かすり傷」という著作もあるが、なにより僕が編集者として編集した作品群があることが強い。つまり本のプラットフォームになっている。

今、1000人規模の箕輪編集室をやっていて思うのは、人が成長するときは身近なひとが成長していくのを近くで見た時だなということ。これは佐渡島庸平さんが言っていたと思う。

僕は箕輪編集室でそれをめちゃ実感する。

人が成長したりブレイクしたりすることは、傍から見ると、突然のように見える時がある。
しかし、そんなことはない。全ては線になっている。
5年間会ってなかった親戚の子の身長がいきなり伸びたように感じるのは、5年間会っていなかったからで、毎日見ている親はそう感じない。

成長速度に差があっても成長というものは日々の積み重ねだ。

活躍している人の本を読むと、まるでドラマのような展開に思うかもしれないが、それは本というフォーマットで表現するためのストーリーであって、その裏には超地味な毎日がある。

これはコミュニティの所属するとよく理解できると思う。
箕輪編集室でも何人かがブレイクしている。まず箕輪編集室内で「あいつはすげえ!」ってなって、そこから世間的にも知られた存在になる。

これを傍から見ていると、突然宝くじにでも当たったように思えるかもしれないが、箕輪編集室にいれば彼らがどれだけ地道に着実にやるべきことをやり続けているかがよくわかる。

カラクリや裏技はなく、ただ誰よりも考えて誰よりも動いている。どうのように発想しているか、どのレベルでやり切っているか。
こういう圧倒的な事実を肌で感じることはとても大切だ。

よく、同じ学校のクラスやサッカースクール、サークルみたいなところから、偶然としてはあり得ないくらいに一気に世界級の才能が輩出されることがあるが、それは、今言ったような成長過程やブレイクスルーの瞬間を共有をしていることで、僕もああやればいいのかと分かるからだと思う。

知っていると知っていないの壁はとてつもなく大きい。見たことがあると、できるような気になるもので、実際にできる。

この成長やブレイクスルーの共有と才能の切磋琢磨は箕輪編集室で機能しているし、僕はこの場所から多くの才能が羽ばたいてくれと、超思っている。

で、話を戻す。

僕がここから何をやるか。

今言ったような、本を起点に人が集まり、そこから才能を輩出していく1000人の集団を持っていることはとても大きいが、これはまだ土台だ。

家でいうと基礎の部分が出来たに過ぎない。
この基礎の上にどんな建物を建てるかを最近はいつも考えている。

面白く新しく見たことない建物にするためには、
まずその基礎部分の強化をしなければいけない。
つまり箕輪編集室のコミュニティをより強くしていく、才能同士が触発する機会を増やす。

そのためにはリアルな場所を作っていかなければならない。

宇野常寛さんが、TEDでコミュニティ論を話していて、超参考になった。

秋葉原にトラックが突っ込んだ事件のあと、秋葉原の街が廃れてしまうのではないかという話があった。しかし、しばらくしてまた、秋葉原に活気が戻った。それはなぜか。それは秋葉原てきなコミュニティというのはネット空間にあって、その吐き出し口としてのリアルな場所が秋葉原だったから。そのため秋葉原で事件が起きても、ネット上のコミュニティは活発なままだった。だから街にもまた人が戻ったと。つまり、まずネット上に多様すぎる人たちが過剰すぎるコミュニケーションを取っているコミュニティがある、その吐き出し口としてリアルな場所をつくると、そこは機能する。

みたいな話だったと思う。

今箕輪編集室は、入ってもらえば分かるが、まさに多様過ぎる人たちが過剰すぎるコミュニケーションをとっている状態にある。毎朝5時からビデオ会議とかしてるし毎日日本全国でなんかしらやっている。

このネット上のコミュニティの吐き出し口としてリアルな場を作るのが僕の挑戦のひとつだ。

具体的に、みの邸と呼ばれるシェアハウスが1つあり、みのオフィスと呼ばれるシェアオフィスもひとつある。さらに学生みの邸を立ち上げ準備中だ。

リアルな場所と言うのは固定費がかかるし管理が大変、事件事故だって起きるかもしれないリスクがある。はっきりってめんどくさいと思っていたが、いざ作ってみると、そこで才能同士の触発が起こっていて、すごく嬉しいから、いいなと思う。

あと単純にリアルで一回会うことでお互いの安心安全が確保され、さらにネット上のコミュニティが強化されるんだなと実感した。

これからはこういったリアルな場を作っていく。

ただ全部を僕で回そうとすると大変だから、みの邸という看板を貸して、提携してくれる全国、全世界の場所をいま探しているところだ。

僕らは看板を貸して、ブランディングし、宣伝し、メンバーも送る。地域の活性化やメディア発信などのお手伝いをできたらと思っている。詳細はおって。

そういったリアルな場ができれば、全国にいる1000人のメンバーがより有機的に動けるのではないかと思っている。

これはある種、セーフティーネットにもなる。

できるだけ安い賃料で住んでもらったり、管理人は無料にしたりして、最悪仕事辞めても、みの邸に住めばいいやという居場所をつくる。

さらに1000人もいるわけだから服や野菜やコメは誰かからもらえる。
こういったシェアエコノミーは箕輪編集室ですでにちょっとできてきている。

そして、そこで死にはしないという安心安全を確保したら、自分の好きなことを修行する機会と、それで食っていくための道が箕輪編集室にはある。

箕輪編集室には動画、デザイン、イベント、ライティングなどなどクリエイティブな仕事をプロとしてやっている人が多数所属し、ゼミなどをやっている。最近はトップ企業からも仕事の依頼がめっちゃくる。だから、ここで勉強しながら、実践していけば、いずれそれを仕事にできるようになる。

このような感じでリアルな場所を作っていってより基礎を固める。

でもここで第二段階。

本のヒット(第1段階)→コミュニティ形成(第2段階)

→日本を変える(第3段階)

僕はここから日本を変える第3段階に着手する。

日本を変えると言っても僕は高慢な理想などないので、日本をもっと楽しくもっと自由にしていければと思っている。そんな空気になるコンテンツや体験をいっぱい作っていきたい。

そこに箕輪編集室で活躍しているメンバーとその卵たちを総動員する。

能動的に動き、クリエイティブなことができる1000人が日本各地にいる集団なんて他にない。その強みを最大限に生かす。

たとえばローカルメディアから地方を変える。

地方メンバーが多いのが箕輪編集室の特徴の一つだ。
地方の講演会に行くと「ローカルメディアをやっているのだがうまくいかなくて」という質問が必ずくる。

しかし当たり前で、これだけ情報が行き渡ってくると、わざわざローカルメディアを覗きに行く理由がない。別に食べログに全国のおいしい店載ってるし。みたいな。

だから、ローカルメディアの起点はコミュニティになってくる。そこに行けば同じような価値観のひとと出会えて、お互いに成長できる、単純に楽しいなどの体験価値。

さらにそれが閉じていたら意味がなくて、東京や他の地方ともやり取りができる。そういう感じだ。

地方コミュニティを起点に、コンテンツや体験やサービスを作っていくというのが主流になるはずだ。

これをやるのは箕輪編集室というコミュニティの土台、クリエイティブのレベルの高さがあれば可能だ。ここからさらにECなどにも進んでいけるかもしれない。

今のは一例にすぎないが、こんな形で全国各地にある箕輪編集室というコミュニティの上に、具体的で面白い活動を乗せていく。

改めて言うが、基礎部分がグラグラでは意味がない。

箕輪編集室のメンバーそれぞれが楽しいと感じてくれる居場所になること。そこで才能が生まれること。ここを強化する。

そのうえで、日本をより面白くより自由にする活動をやっていく。それらが箕輪編集室らしく多くの人に支持されていくようになればいいなと思っている。

本から始まって、コミュニティが形成され、実際の世の中を変えていく。

これが僕のやることだ。

NPブックの編集長辞めるつもりだったんだけど、まだこれやってないから、やる。

令和の時代、僕は中心には絶対にならない。

朝のニュースにバニラ求人のTシャツで出て元号予想を狂変にしてしまう人間は表舞台にいてはいけない。

でもちょっと変わった角度から、日本をそして世界を面白く自由にできたらと思っています。

よろしく頼む。仲間待ってます。

箕輪編集室はこっから


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