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橘川幸夫の深呼吸学部

橘川幸夫の活動報告、思考報告などを行います。 ★since 2016/04 2024年度から、こちらが『イコール』拡大編集部になります。 『イコール』サイトはこちらです。 h… もっと読む
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2016年4月の記事一覧

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メディアに関わる、唯一の理由。

 今週は、風邪でダウン気味。幸い、予定が少なかった週でもあり、家で寝ていることが多かった。ただ、血圧も下がり気味で、本日、病院の検査に行ったが、回復気味とのこと。しかし、また、血液採集とレントゲン撮られたので、来週も病院だ。病院で、弟と、いろいろおしゃべり。  ここ一週間、懐かしい人たちとの邂逅。僕の場合は、さまざまな領域で独自の活動をしている人を探して関係を築いてきたが、それよりも圧倒的に多いのが、読者たちの付き合い。20代の頃は雑誌を出していたので、雑誌の読者たち。30

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何かのリスクを減らすと、別の変なところに、新しいリスクを発生させる。

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大学ですよ

明日は、大学の講義があるので、準備。これまで、神奈川情報専門学校(アーツカレッジヨコハマ)日本デザイン専門学校(日本デザイン福祉専門学校)などで何年か授業を担当したり、単発では、武蔵野美術大学や立命館大学などで講義をしたことがあるが、基本的には、リアルテキスト塾のような少人数の聞いてる人の表情が見えるライブハウス感覚が好きなので、今年の多摩大学のように受講生が100人を越えてしまうと、えらく勝手が違う。登録数みたら160人だ。 先日の非常勤講師養成講座で、林光さんが講義して

橘川幸夫の時代構想室へようこそ

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BERLINに住まう人々に宛て/ロッキングオン10号 1974年3月号

BERLINに住まう人々に宛て 橘川幸夫 翼よあれが世界の割れ目だ 冬の部屋でカサブタが剥れて机の上に置かれた。どうという快感があった訳ではなかったが、剥れたカサブタをまるで乗り遅れた電車を見送るようにただ凝視めいているという事が、すごく自然のように思えた。 風もないのに冬の部屋で何かが流れて死んだ。 剥れたカサブタは一体何だろう。自分の体から分離した一枚の皮膚は、あの夏の一日を秘めた日焼けした肌のように、一枚の薄い記憶だろうか。 それとも体毛をむしり取られた兎の回

ダメではダメよん

 日本がどんどんダメになっていく、と言われているが、ダメになっていくものは、戦後が築いた古い組織や概念ばかりではないかと思う。そんなダメになっていくものを嘆いていないで、ダメでないものを創りだす方にエネルギーを移した方がよい。古いものがなぜダメになっていくかというと、役割を終えてるからだ。今は、新しい時代の役割を考えるべきなのだと思う。  東芝やシャープの問題は、企業組織というものの本質的な限界を感じる。ビジネスというのは、現場から遠い方が儲かる。現場で原稿書いてるより、編

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原論6

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橘川幸夫の時代構想室

「橘川幸夫道場」は名称を「橘川幸夫の時代構想室」に変更しました。 いろいろと思うこともあり、今年になってから、僕が、これまで考えてきたこと、付き合ってきた人たちとの会話から得たことなどを、具体的なビジョンに落とし込む作業を開始しています。 それは政治であり経済であり文化であり生活であり、現在のそれとは隔絶されたところにある未来に向かっていくものです。 まずは「note」でランダムに書いていきます。最終的には書籍にまとめます。 「note」の段階では、まさに「note」

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老後ごろごろ

(1)老後破産の時代  三島由紀夫(1925年生まれ)は、かつて、「我が世代に強盗諸君の多いことを誇りに思う」と言ったことがある。敗戦直後のアナーキーな混乱期に、強盗してでも生きるというハングリーさは、今では想像もつかないだろう。しかし、戦後社会を築いてきた人たちが高齢化になり、高齢破産の問題が話題になってきた。若さと情熱はあるけど、金と仕事がないという敗戦直後と違って、体力も気力も衰弱してきたところに、計算していた預金も思いもかけぬ出費でなくなったら、どうするんだ。 高

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非組織労働の時代

政府は、非正規雇用の賃金を上げて、正社員の7~8割にするという施策を発表した。21世紀に突入してからの政府の政策は、どの政党であろうと、根本的に進むべき未来を見失っているように思えてならない。 非正規雇用の賃金をあげて、同一労働同一賃金を目指すというのは、公平な視点のように見える。しかし、そのために政府は、実施した企業に助成金を出すという。しかし、その助成金は税金である。 僕の違和感は、政府は、企業(特に大企業)の経済活動が順調であれば、社会全体が順調だという考え方だ。法

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周平弟子との対話★時代質問箱(8)●師と弟子

周平・弟子に昇格させていただきありがとうございます(笑)。師と弟子、という関係は、それこそ数万年前からあったと思いますが、21世紀に入ってもなお有効な関係性でありつつ、何が昔と変わっているんだろう、ということに興味を持っています。師に出会う確率が増えたのか(Web上でヒマラヤに住んでいる師匠に教えを受けることができる、といったような)、逆にほんとうの師に出会える可能性は下がったのか。あるいはWeb全体が師である、という考えもありうるし、身体があるか無いかは大きな違いなのではな

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プリンスのことなど

T・レックスのマーク・ボランが死んだ時、何か、子どもの時に大切だった玩具が「壊れた」と感じた。その後、多くの好きだったミュージジャンが死んで行ったが、いつも、それは、親戚や友人の死とは違う、独特の痛みを感じるものだった。 ミュージシャンが音楽を演ってくれていなかったら、僕は、絶対に出会わなかった人たちなのだ。その人たちの死は、物理的な関係が壊れる痛みより、自分を形づくっている時代というものの部品が切断されていくような感じがする。メディアで出会って、メディアで別れていく人たち

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難民に日本発「フィンテック財布」

以下は月刊「FACTA 2016年2月号 BUSINESS」の記事です。 ドレミングの活動をFACTAの阿部さんに紹介したところ、すぐに取材に入ってくれた。阿部さんと僕とでキズナの事務所を訪問。 ------------------------------------------------------------------ 難民に日本発「フィンテック財布」 もとはネットカフェ難民向け労務管理ソフトだが、本物の難民を救う「福音」になろうとは。 懐かしや、ドイツのゲ

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