欅坂46の平手友梨奈（テチ）の新しいソロが公開された。「渋谷からPARCOが消えた日」。前作の「山手線」もそうであったが、昭和歌謡を意識したノスタルジー歌謡ロック。デビュー以来「平成の山口百恵」と言われていたが、「平成の山口百恵&中森明菜」と言ってもよいのでは。素質はもろちんだが、1年前まで、普通の中学生だった女の子を、ここまで作り上げる教育力やプロデュース力に驚く。戦後の日本企業が持っていた、製品を商品化するマーケティングの力を感じる。

　ネットでは、テチばかりが目立って欅坂46は「テチコと愉快な仲間たち」になるという揶揄も聞かれるが、僕は、大谷翔平なんだと思う。ピッチャーで投げる時はチーム全員野球、打席に立ったら、ソロ活動。これまでのアイドル・グループのセンターは、グループがあってこそのセンターで、単独になると、どこにでもいそうなタレントになってしまった。ソロ活動が出来るのは、唯一無二の存在でなければならないのだろう。

　こちら、欅坂46とポケモンGOと都知事選の3つの情報を追わなければならなくなり、忙しい（笑）