丹波未来フェスに参加してきました。


(1)嬉しい手紙

 丹波未来フェスに行ってきました。
 100人の変人たちが、自分の生活や想いを語り合うイベント。
 いろんな意味で可能性にあふれた集まりだった。
 新しい友だちに出会うように、丹波という町に出会い、
 また好きな町がひとつ出来た。

 僕は参加型メディアを一貫して追求してきて、
 1978年に全面投稿雑誌「ポンプ」を創刊した。

 それは、普通の人たちの投稿だけで作られていた。
 古い世代の編集者は「文章のクオリティが低い」と言った。
 僕は「この雑誌の投稿は作品ではなく、世界に向けた手紙である。人から手紙をもらって、文章のクォリティを言う人はいない。手紙は、ただ、嬉しい手紙か悲しい手紙しかない」と答えた。

 丹波未来フェスは「嬉しい手紙の束」だった。語っている人の生活や近況がよく見えて、思わず微笑んでしまう手紙である。

 丹波未来フェスには、さまざまな人が集まりました。谷口進一丹波市長は、お話を聞いていて、すぐに信じられる人だと感じた(笑)。お蕎麦屋さん、パン屋さん、整体師さん、農家、IT屋さん、図書館司書、公務員、高校の先生たちや、高校生も多数、登場した。高校生たちが、特によかった。何もない人たちが、一番の未来なのだと思った。

 未来フェスは、またひとつ、理想に近づいて行く。TEDxではない、日本型のソーシャル・フェスを産み出そうではないか。

(2)未来フェスとは

 未来フェスで大事なことは、すげえクォリティの高いプレゼンテーションではない。そういうのがあってもよい(笑)が、本質は、日常生活の中で少しずつ未来に向けて模索している人たちが、1年に一度、近況報告をする場である。大事なのは当日ではない。日々の暮らしが、小さくても未熟でも、一生懸命に生きている人たちが、七夕様のように出会うイベント・パーティである。

 2018年1月27日28日に向けて、100人の人たちが、自分の生活を見直し、集まってくれた人たちにラブレターを送りあった。素晴らしいと思う。そして、祭りが終了し、また、新しい日常に向かって帰って行った。きっと、あなたの届けた手紙を読んでくれた人のことを意識して、新しい生活がはじめられるはずである。変人とは変な人ではなく、変える人。

 丹波未来フェスは、横田親というネットワーカーが、丹波での生活の中で交流してきた友だちたちの集合である。そういうネットワーカーが一人いれば、どの地域でも未来フェスは開くことが出来る。僕も、横田親も、そういう人たちとつながっていきたい。

(3)未来フェスの人たち

 未来フェスの一番の主役は、その地域の若者たちである。若い世代こそがまだ白紙の未来を生きる当事者たちであり、大人たちは、彼らに、未来を託す。若い世代こそが、未来を語る資格がある。

 別の主役は、地域を愛し、地域に関わる人たちである。地元生まれでも、外からの移住者でも、生活する基盤の中で、未来を探る人たちである。

 そしてもうひとつ別の主役は、地域に根ざしつつ、他の地域とも連携していく、ネットワーカーである。横田親がそうであるし、今回、塩尻の山田祟さんと出会う。彼も、横田親と響きあうネットワーカーである。

 僕の好きな言葉に「革命とは組織することではなく、組織者を組織することだ」というのがあります。まさに、ネットワーカーをネットワークすることが革命の方程式なんです。丹波未来フェスには、他地域の素晴らしい活動をしている人たちも多数集まりました。彼らは生活当事者でありながら、ネットワーカーなのだと思います。いつか自分の地元で、未来フェスを実施してくれる人たちでしょう。

 イベントで一番楽しいのは、参加者ではなく、主宰者ですよ(笑)

 それと、今回、もうひとつ別の主役になるべき人たちを巻き込みたいと思いました。それは、戦後社会を築いた企業戦士たちです。おおくは、定年退職を迎えた、かつての戦士を、未来フェスにまきこみたい。彼らの経験とノウハウを地域で生きる人たちに使ってもらいたい。

(4)これから

 未来フェスが、こうやって、少しずつ確かに具体的に転がっていく。現在、いくつかの地域での企画が進んでいます。各地のネットワーカーと連携して、連絡会議も開催したいと思います。未来フェスの未来にご期待ください。


写真アルバムはこちら。




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あんがと。
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橘川幸夫

未来フェスマガジン

未来フェスは、お互いの顔と目をみながら未来を語り合う、ソーシャル・フェスです。
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