見出し画像

●AEFAの活動支援について

 デジタルメディア研究所(代表・橘川幸夫)は、アジア教育友好協会(AEFA)の活動を応援しています。AEFAは、2004年にスタートして以来、10年間で191もの学校をラオス、ベトナム、タイなどのアジア諸国に建設してきました。AEFAの活動の特徴は、単に箱物を建設して終了というものではなく、学校の建設のプロセスから、運営まで、人間の血の通った方法で、持続的な学校のあり方を追求しています。昨年より、建設した中学校を卒業した若者を都市部の師範学校に送り、地元の先生として学校に戻す活動を開始しました。このような活動をしている団体は、あまり聞いたことがありません。

 AEFAの活動を中心で支えている谷川理事長とお会いしたのは5年ほど前です。その後、連絡は時折いただいていたのですが、交流といえるほどのことはありませんでした。今年になって、これまでの活動を中心的に支えてきた日本財団との契約が終了し、今後の10年間をどうするかを相談されて、協力することにしました。もちろん、僕には、日本財団のような資金源があるわけではありませんが、長年、大事に育ててきた人的ネットワークがあります。この資産を、谷川さんの活動であれば、使えると思いました。すでに、水面下で、いろいろな活動が開始しています。

 日本人には寄付の文化が根付かない、と言われてきました。確かに欧米的な寄付文化のスケールと日本の状況とは大きな落差があります。ただ、日本社会の本来の姿には「助け合いの精神」というものがあったのだと思います。寄付をしなくても、困った時には助け合う関係があったのだと思います。そうした相互扶助のコミュニティが近代になって崩壊し、個人主義の横行で、助け合いの精神も消滅化していったのでしょう。

 僕自身のことを考えても、困った人がいたら、何かしてあげたいという気持ちがないわけではありません。しかし、街頭で声はりあげる募金活動や、強いメッセージが込められた支援依頼の通信が来たりすると、本当に自分が寄付したお金が、必要とされている人のところへ届いているのか、という疑問を持っています。困っている人と、寄付をしたい人との間に、よく分からない組織が介在して、なにか、その組織に寄付をしているような気がしてしまいます。

 AEFAの活動に触れて、谷川理事長の魅力もあるのですが、「これは単なる慈善行為ではないな」と思いました。これは、新しい事業プロジェクトであると。僕は、そのプロジェクトに参加するつもりです。

 デメ研はスタートの時に、3つの仕事カテゴリーを設定しました。「儲かる仕事」「儲かるかも知れない仕事」「儲からないけど、やらなければいけない仕事」。AEFAは、まさに、3つ目の仕事領域になるものです。

 谷川さんは、アジアの山岳地方の少数民族の村を訪ね、母親を中心とした住民会議を繰り返し行い、学校建設の必要性を、住民自身が確信するまで、行います。地元のNGOや行政関係者の協力を得て、学校を建設し、教材や先生の手配まで目配りします。そして建設した191のアジアの学校は、日本の小中学校と姉妹校を結び、子どもたちの交流を促進します。

 本来なら日本の政府がやるべきことを、AEFAは、数人の主力メンバーで行っているのです。アジアの各地では、一時の勢いで資金を集めて建設したけど、作っておしまいにして放置されているような学校が少なくありません。谷川さんは、こうした放置学校に生命を吹き込み、運営サポートする体制も考えています。

 僕も微力ながら、AEFAの事業に合流します。AEFAは、これだけ素晴らしい活動をしているのに、宣伝が下手で(笑)認知度は低いと思います。現在、橘川は、久米信行くんと組んで、「アジア教育友好協会(AEFA)の活動を支える会(東京支部)」「を作り、まずはAEFAの活動を広く知ってもらい、この事業に合流してくれる人を集めるための書籍を発行する予定です。その資金を集めるためのクラウドファンディングを開始しました。

未来フェスcf クラウドファンディング

AEFAのサイト

 現在、福岡、長崎、大阪、京都などで、AEFAの活動を支える動きがはじまっています。ぜひ、多くの方の、合流を。

★今年のデメ研忘年会は、AEFAへの支援金付きになりますw


橘川幸夫の無料・毎日配信メルマガやってます。https://note.com/metakit/n/n2678a57161c4