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セブン-イレブン武蔵小金井のおでんセールの問題から、いろいろと考えてみる。


セブン-イレブン武蔵小金井のおでんセール 五輪エンブレムとトートバッグのパロディポスターが話題。

 佐野研二郎氏のオリンピック・エンブレム問題の渦中で、武蔵小金井のセプンイレブンの店長が、おでんキャペーンで、エンブレムをパロディにしたポスターを作って、オリンピック組織委員会に確認をとったら、ダメだ言われた。それではと、今度は、サントリーのトートバッグをパロティにしたポスターを制作。ネットでは圧倒的に賞賛。僕も店長のTwitterをフォローした。この店長のやったことも、いわば「パクリ」だが、佐野氏とは違って、絶賛されている。ここに来て、いろんなレベルでの「デザイン」が問題になるようになってきた。

 まあ、組織委員会に確認とったら、ダメだというだろうな(笑)。企業の広報室の人は、どこでもそうだが、知らなければ「知らなかった」で済まされることもあるが、事前に確認とってきたら、すでに知ってしまったわけで、それだと後で問題になった時に担当者の責任が問われるから「ダメです」というしかない。2000年頃だけど、ある企業の広報室のベテランが言っていた。「こちらとしては、どうでも良いと思うものまで、いちいち、事前の確認を取るようになってきた。確認とられに来たら、ダメだと言うしかない。確認とりに来なければ、問題にもならないものまで連絡が来るようになった」と。

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