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コミュニティ・マガジン「橘川幸夫道場」を開始しました。

 僕は若い時にロック音楽に出会い、音楽だけに限らず、これからの社会は、偉そうな権威や大きな組織が一方的に情報や娯楽や流行を提供していくのではなく、ひとりひとりの個人の側から時代の流れを作っていくものだ、という確信を持ちました。ロックの主役はファンにあるものだと思いました。1972年に、ロックファンのためのロックマガジン「ロッキングオン」を創刊して以来、参加型メディア・参加型社会というものが、唯一無二のテーマになりました。

 インターネットの普及で、目指すもののインフラは整備されてきましたが、中身はこれからが勝負だと思います。しかし、僕もすでにポンコツです。全速力で走ると倒れてしまいます。まして、時代の流れは、ひとりの人間でなんとかなるものではありません。

 まず信頼する仲間たちをネットワークしてコンセプト・バンクを作りました。ここから、更に新しいネットワークが動き出しています。人が死ぬと、その人の蓄積したスキルと人脈が失われます。これは何人かの若い友人たちの死と直面して感じたことです。人脈と家庭料理の技は継承出来ない。コンセプト・バンクの動きに注目ください。

 次に個人的な経験と知識ですが、僕は書斎で勉強したインテリではありません。現場の中で驚きと興奮の中で発見した知識がたくさんあります。そのことを、なるべく普遍化して言葉にしてきました。また、15年くらい前から、リアルテキスト塾という私塾を開始し、小さな講演会やセミナーをたくさんこなしてきました。人の息遣いの分かる時間と空間のステージで直接、語り合うことが大事たと思っているからです。

 そうして知り合った多くの仲間や弟子たちがいます。また僕が作った雑誌や単行本を介して多くの人と知り合いました。今回、そうした読者たちを、ネットワークしていこうと思います。毎日配信のメルマガ「ピリオ」の購読者をはじめ、これまでいろいろミニコミ的な動きをやってきましたが、今回この「橘川幸夫道場」に集中させます。

 新しい時代を本気で見ていきたい人たちの合流を期待します。

                    橘川幸夫 2016年3月23日

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