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地球縄文化計画(1)


1.日本の世紀末

 令和の単語登録はしましたか。GOOGLEの日本語登録をすると「りょうわ」が出てくる。りょうわの方が年号的な音色かも知れない。

 2000年に西洋歴の世紀末を越えて、欧米ではさまざまな社会構造のシフトチェンジが一気に進んだ。その中心にいたのは、若者たちと、若者たちの理解者であり支援者であった大人たちである。中国は、国家が支援者になって、若者たちの向学心と出世欲を鼓舞した。その結果、世界の次の文明を担う最前線にいるのは、欧米と中国の人たちばかりになってしまった。

 戦後の焼け跡から驚異の復活を遂げ、欧米をキャッチアップして高度成長を遂げた日本は、西洋世紀末のパラダイムシフトの流れに乗れず、ひたすら、先行する欧米と中国のサポート事業ばかりに熱心になった。B2Bという名前の下請け業務に、なぜか全組織をあげて取り組んだ大企業がある。

 ビジネスは、ラーメン屋をやるより、ラーメン屋の大家になった方が儲かる、という説が流行った。ラーメン屋は成功することもあるだろうが、失敗することもある。しかし大家の家賃収入は変わらない。ラーメン屋が潰れれば、別のテナントを入れればよいだけだ。

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