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物書き宣言(1)2016/05/07

もう何度目の宣言だろうか(笑)

何か意気込んで始める時は自分に対して宣言する。

物書きとは何か。

物を書いて生活するものである。

正確に言えば、物を書くことだけで生活するものである。

僕は若い時から原稿を書いてきたが、物書きだけで生きてきたことはない。

最初は写植屋だった。やがて、編集長になったり、マーケティング調査やったり、企業のコンサルやったり、講演や講義したりしている。

でもいつか動けなくなったら、頭の続く限り言葉を吐き出していきたい。

昔に比べて表現する場は、広大に増えた。しかし、物書きは絶滅危機である。出版業界が窒息状態だから、無理もない。昔は、単行本を一冊書けば、しばらくは雑誌や業界誌から原稿依頼が来たが、今はない。インターネットで、テキストの需要が広がったが、一本のコラム3000円では生活出来ない。まあ、僕が発注者でも、そのぐらいしか予算が割けないから仕方ない。

インターネット時代の、物書きという職業は成立するのか。

ということで、noteのシステムを使って実験することにした。経過は報告していきます。

近代のビジネスとは、人と人の間に入ることであった。資源国と工業国の間に商社や船会社がはいる。著者と読者の間に、出版社と印刷会社と流通会社がはいる。

インターネットは、それら介在物を中抜けして、著者と読者を結ぶ。介在物が文化であった時代は終わるのだ。

ネットの初期には、そうは言っても、編集や校正や販売は、プロの出版社が介在しないと商品にならない、という声が上がった。しかしだなあ、プロが介在しても商売にならない時代に突入しているのだ。旧来の出版システムで食えている人は、わざわざネットを使う必要ない。

介在者が中抜けになっていくネット世界では、自分で編集も校正も販促できない著者は、生きていけない、ということでもあるのだよ。そして、編集も販促も、これまでの方法ではないものを編み出さねばならない。

すこしずつ、模索を続けていかなければならないだろう。

さて、僕は、noteで橘川幸夫の時代構想室を開設した。月額1000円だ。

1ヶ月は無料購読で翌月から課金がはじまる。開始して一ヶ月たって、会員は22名。

今月の売上は22000円ということだ。手数料16%くらい。手取りで、18480円。

会員を100名にすると、売上10万円。1000名で100万か。

1000名はハードル高そうだな(笑)

だいたいが、月額1000円ということは、薄い書籍1冊の価格だから、毎月、1冊分の単行本の密度のある内容を提供しなければならない。

まあ、とにかく、まずは会員100名に向けて、努力してみよう。

noteにねずみ講のシステムを提案して、会員10人集めるとキッキバックがあるシステムとかはどうだ。ダメだな(笑)

進め方はこうです。

僕のnoteのルールは、こうなっていました。

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1.まず、原稿を公開する。

2.スキマークが一定以上つくと、有料になる。

3.ある程度の原稿料になったら無料公開。

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コンテンツを無料公開して、反応のよかったものだけを有料にするという方式です。無料で読みたい人は、早めにチェックを(笑)

これまでスキマークが20個以上としていましたが、これを10個にします。

もしくは、FBのシェアが30個以上とします。

橘川幸夫のマガジン(月額1000円)の購読者は、有料になっても、全文を読めます。

当面は、これまでこの方式で有料にしてきたコンテンツを、

購読者に公開していきます。

ある程度の売上が出てきたら、コンテンツを編集して、電子書籍にして公開しいきたいと思います。

まずはネットで純粋物書きになるための、スタート。


物書き宣言(2)

物書き宣言(3)



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