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佐野氏問題が終わらない。


1.祭りは終わらない

 佐野氏問題は、潔白を証明しようとすればするほど、新たな疑惑が発生して、泥沼化している。そもそもの問題がなんなのか、佐野氏や大会組織委員会は、自覚していないのだろうか。

五輪エンブレム「原案公表しない」…大会組織委

「同委員会は当初、このデザインを使おうと世界中の商標を確認したが、似たようなデザインが見つかったため、佐野氏に修正を求め、7月に発表されたデザインに落ち着いた。」とあるが、普通は、似たようなデザインが発覚した段階で落選か、入選取り消しになるだろう。確かに、以下のようなこともある。

東京五輪の開催決定! 招致ロゴのデザインにこめられた意味とは?

 招致ロゴは、女子美の学生が入賞して、それを故・榮久庵憲司さんが率いるプロ集団のGKデザイングループがブラッシュアップしたという。しかし、佐野氏は、学生ではない。業界を代表するクリエイターが、このような添削を受けるようなことをされて、プライドはないのだろうか。しかも、原案とは全く違ったデザインに仕上がって、それでも、自分の作品と言えるのだろうか。亀倉雄策さんが、同じことをされたら、どういう態度に出るか想像がつかないのか。

これはまずい!佐野研二郎さん「原案」もコピーライトを削り盗用疑惑

後ろの垂れ幕もパクリだった。

 更に、プレゼン資料をまたもやPinterestからパクったことが発覚した。佐野氏には、今何が問われているのかの自覚が全くないようだ。(佐野氏は、エンブレムに関してはスタッフではなく個人的に応募していると言っていたので、スタッフのせいには出来ない)とても、自立した大人の振る舞いではない。あまりにおこちゃますぎる。

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