5月のはじめに和気日向からアヤカメイの訃報が届いた。ニューヨークで追悼イベントが開かれる、と。

　日向は、農民ロッカー和気優さんの娘で、中学生の頃からデメ研に遊びに来たりしていた。その後、NYに留学し、アヤカメイと出会った。

　アヤカメイは、NYを中心に、絵や写真や動画、路上パフォーマンスまで、あらゆるアートを実践してきた日本人女性である。日向が帰国して、アヤカメイが日本に来た時に紹介してもらい、やはりアメリカの生活が長い佐藤ノリ（シュガー）と対談してもらったりした。ニッポン放送にも紹介して、ラジオにも出てもらった。

　単独でアメリカに行き、さまざまな活動や勉強をしている日本人は多いと思う。イチローもアメリカの生活で、アメリカ社会の根底にある人種差別に触れたというようなことを発言していた。それでもアメリカには、若い可能性を刺激し開花させるエネルギーを感じるのだろう。アヤカメイは、アーティストだが、普段はゴーマンな自己主張のない、さわやかな女性だった。少し寂しげにすら感じた。

　昨年だったか、「日本にいます」とメールをもらったが、都合が合わなくて会えなかった。アヤカメイが作った、日向をモデルにした写真集は買った。

　アヤカメイは、亡くなってしまったけど、彼女の作品は世界に羽ばたき、また誰かの手によって、アヤカメイは復活する。アートとは個性的な生き方そのものなのだろう。

　ご冥福をお祈りします。

#ayakamay photos & videos

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Ayakamay
In Loving Memory of Ayakamay

Ayakamayと会った。（橘川幸夫）

緊急トークライブ「アメリカってなんだ」。NYから来たアーティスト・アヤカメイと、佐藤シュガーによる爆裂対談。