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一週間の日記 2016年11月14日より11月20日

11月14日(月)

▼朝飯

◇長崎から桃原さん来社。限界集落の全く新しい活性化プログラムである「家路」が順調に動いている。このモデルは日本各地に移植出来る。若い仲間が頑張っていて、素晴らしい。

◇晶文社の安藤くんが来社して、新刊「ロッキング・オンの時代」の見本刷りをもらう。新刊は初めての時からずっと、どう読まれるか不安になる。70年代は、いろんな意味で再検証されるべきだし、そこから再スタートして、80年代バブルの時代に向かわない道を探りたい。

◇田町の森永製菓へ、近藤純夫さん、吉池と行き打ち合わせ。

▼夕飯。あつあつのグラタン。

11月15日(火)

▼朝飯

◇恵比寿のガーデンプレイスのDMMで打ち合わせ。ガーデンプレイスは、昔はサッポロビールの工場で、鉄道車体のビアホールがあったな。工場を壊す時に、タンクに残っていたビールを地域の人にフリーでふるまってくれた。

◇メタブレーンの太田さんが来て、いろいろ打ち合わせ。

◇周平、中島くんら、集まって、シンギュラリティの勉強会の進行を打ち合わせ。

▼夕飯。豚肉とこんにゃくと大根の鍋。酢味噌で。カレイの煮付け。

11月16日(水)

▼朝飯。納豆と常備菜。エゴマの韓国漬け、ブロッコリーの茎の漬物など。豆腐とあげの味噌汁。ごはん。

◇夕方から池袋・島根歯科へ。終わってから、島根さんの案内で、英国から一時帰国している高崎義一くん、マネージャーの菊地くんらと、ものすごくおいしい魚屋さんに連れていってもらう。刺し身の上等さはもちろん、「あぶらぼうずの煮付け」とか、はじめての魚もいろいろ出てきた。大満足。店名は内緒(笑)

▼見事な刺し身の盛り合わせ

▼島根さんと高崎くん。

▼謎の突き出し。聞いたけど忘れた(笑)。ボラかなにかの喉仏をゆがいたと言っていた。不思議な触感。

▼「あぶらぼうず」の煮付け

11月17日(木)

▼朝飯

◇今朝は、鈴木ジャンボらが来て、連続会議。途中で、ステレオサウンズの武田編集長、フリーライターの田山三樹くんらが合流して、ランチと喫茶。この二人は熱心な70年代ロッキングオンファンで、早速、今度の出版パーティで、「RO読者ブース」の仕切りを頼むことにした。あの頃の中高生の読者が、それぞれの人生で活躍していることは、田舎の高校の教頭先生の気分で嬉しい(笑)。

11月18日(金)

▼朝飯

◇遊佐さんの五反田駅で待ち合わせをし、とっておきの喫茶店で打ち合わせ。僕は、都内各所に、お気に入りの喫茶店を持っているのだが、少しずつ、廃業したりビルの建て替えでなくなってしまうのが寂しい。そのあと、やずやの東京事務所で、石花ちとくを交えて打ち合わせ。

11月19日(土)

▼朝飯。久しぶりに、豚肉のリエットを作ったようだ。

◇麻布の済生会中央病院で、先日の胃カメラの検査報告。大きな問題はなし。よかった。

◇CBメンバーの最中くんが来社して、「70年代まんが研究会」の打ち合わせ。最中さんは、普通のサラリーマンだが、70年代のまんがにこだわり、研究と資料収拾を続けている。78年に「ポンプ」を作った時に、これからの時代は「ライフワーク・グループ」が重要になってくると考え、いくつかのグループを組織して活動していた。彼の動きは、僕にとって、とても理解出来る行動。そして、その行動の結果を公開するための「メディア」が必要になる、というのが「ポンプ」の時のテーマ。ようやく、いろんな企画が実行段階に入ってきた。

▼夕飯

◇夕食後、真崎・守に久しぶりに電話。若い時は、わりと頻繁に長電話をしていた。真崎さんには「ロッキング・オンの時代」を送ってあるので、感想も聞きたかった。真崎さんは、いつも、電話で僕のことを褒めてくれる。くすぐったいが、素直に嬉しい。今回の本も褒めてくれた。「キツカワは、他人を決して責めない男なんだな、すごいよ」と言われる。本の最初の印象は、「分厚いな」(笑)ということだった。真崎さん、今でも、まんが学校の先生やってる。「もう僕はストリーを描けとは言わないんだ。自分の気持ちを一枚のハガキに描きなさいと教えている」と。うーん、真崎さんの「まんが教室」、僕も運営したいぞ。

◇真崎さんも、永島慎二さんや、みやわきしんたろうさんなど、大事な友を失って辛い思いをしただろう。手塚プロで鉄腕アトムの初代進行係から、COMで峠あかねの名前で、批評を書き、売れっこ漫画家になり、幻魔大戦やはだしのゲンなどのアニメを作った。彼の関係性と体験は、ちゃんと記録しておきたい。最中くんと一緒に、体制を組みたい。70年代まんがに関心のある方は、連絡ください。

11月20日(日)

▼朝飯

◇子ども調査研究所の高山英男さんに電話する。昨晩、Twitterで、神戸の村上知彦くんとやりとりしていたら、彼が病床にいることを知ったので、高山さん報告。村上くんと僕とは、お互い大学生の頃、高山さんの見つけられて、子ども調査研究所で会っていた。僕がロッキングオン、彼はプレイガイドジャーナルと、メディアに向かうことを高山さんは察知してたんだろうな。ロッキング・オンの松村雄策も、脳梗塞で倒れたし(電話したら、退院したところで、なんとか帰還した。今月のロッキング・オンには、代筆で書かれた報告が掲載されている)、なんだか、たまらなく不安定な気持ち。

◇高山さんも高齢だが、僕の出版パーティには来てくれそうだ。

◇70年代ロッキング・オンの時代に、当時は北海道・千歳の高校生だった四本淑三が、

今では一人前のライターとして、アスキー.jpなどで、原稿を書いている。だいぶ前に取材に来て、全然、原稿にならなかったものが急に公開された。しかも連載である。ちょうど単行本の発売日とあったので、よい宣伝になった(笑)。面白いから読んでください。

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