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橘川幸夫・一週間の日記 2016年11月07日より11月13日

11月07日(月)

▼朝飯。オニオングラタンスープ。かみさんのレシピはこちら。

◇橘川の新刊「ロッキング・オンの時代」は、今月19日に書店に並びます。合わせて出版パーティを行います。続々と、各界の仲間たちが参加登録してくれています。まだの人は、お早めに。

▼参加者名簿(制作中)

▼晩飯。豆乳鍋。一口カツ。

11月08日(火)

▼朝飯。チキンをスイートチリであえたホットドッグ。サンツァイ。

◇パシフィコ横浜で開催された図書館総合展に行く。お世話になっている森永エンゼル財団のブースを見学して、図書館業界の動きを見て回る。入退館システムとか、カビ取りとか、システムの側の参加も増えたな。各地の図書館の動きも見えたが、近代の図書館システムというのは、根本的なところで、コンセプトもノウハウも変更を迫られている気がする。停滞感はあるけど、それだけ内部に蓄積された可能性のマグマも大きい。

◇終了後、古い仲間の仁上幸治さん率いる、図書館サービス計画研究所の宴会に合流。通称「トサケン」と言って、「デメケン」に呼応して出来た研究所(笑)。日本各地の図書館の館長さんや関係者が集まって賑やか。こういう時はフェイスブックが便利。相互フォロアーが増える。

◇12月3日に、名古屋でトサケンのセミナーがあります。

◇図書館の未来は、出版業界そのものの未来とも関わってくるので、来年から本格的なプロジェクトを開始したい。図書館、出版に関心のある方は、連絡ください。

11月09日(水)

▼朝飯。ハムチーズのバンズ。メンチカツサンド半分。ザワークラウト。

◇五反田駅のWIREDカフェで、日販の柴田くんと打ち合わせ。そのあと、五反田のやずや東京事務所で定例会議。新しいことを産み出すのは大変だけど、新鮮で楽しい。

◇リーフラスの本社が、日本橋から恵比寿のプイムスクエアーに引っ越した。いろいろ打ち合わせ。恵比寿は、ロッキング・オン辞めて、橘川幸夫事務所を設立した地だ。81年だから、今の、おしゃれ感とは違う、昭和の下町の雰囲気が残っていた。「さいき」という飲み屋があって、ここのおばちゃんには可愛がってもらった。とっくに亡くなったけど、新宿の「古茶」のおばさんや、渋谷の「ろくでなし」のママや、その街のシンボリックな女性がいたな。

▼晩飯。寒いので鍋ものが増えたな。白菜とシラタキとネギとつくね団子の鍋。まぐろのお刺身。

11月10日(木)

▼朝飯。近所に采女の卵の自動販売機があって、6個500円の卵をかけて食べる。普段は安い卵でよい(笑)。

◇博報堂のメディア環境研究所が東京国際フォーラムでセミナーをやっているので、覗いてみる。博報堂は80年代にデジタルの動きが始まった時に、理系の新卒を集中的に採用した。現在、生活総研の所長やってる嶋本くんも、そういう時代の東工大出身。社内で、いろいろな勉強会をやっていて、僕も、講師に呼ばれたり、ヒアリングに来たりしていた。だけど、いつも優等生のお勉強なんだよな(笑)。電通は、お勉強しないが、外部の動きの良い連中とのパイプを作って、彼らに発注した。インターネットの登場によって、電博の戦後体制の崩壊の危機の時代(笑)で、少しは、クリティカルな動きが出てくるかと思ったら、やはり、優等生のお勉強タイムだった。

「メディアとデータで“動的な生活者”を束ねる Dynamic Bundling(ダイナミック・バンドリング)」

▼晩飯。天ぷらをリクエスト。

11月11日(金)

▼朝飯。豆スープ。采女の卵は、半熟に。

◇亀田くんと打ち合わせ。「亀田産」という通販プロジェクトを始めた。デメ研が始まって以来、亀田くんが日本各地の生産者との付き合いの中で、見つけた生産品を提供。最初の商品は、青森県の沼畑さんが作っている「ゼネラル・レクラーク」と「ドワイエンヌ・デュ・コミス」のセット。うまそうだ。しかし、30セット限定のため、あっという間に売り切れた。僕の注文で売り切れ(笑)。みなさん、気がついたら、早めに申し込まないと駄目ですよ。

亀田産

◇昼飯は、吉池を連れて、学芸大学のLessonへ。昔、事務所に寝泊まりすることが多かった時代は、よく早朝のモーニングを食べに行ってた。料理人としての腕は一流だと思う。以下の写真はLessonのポークのランチ。

◇渋谷のハチ公近くの喫茶店「トップ」で、多摩大学の久恒さんと打ち合わせ。この喫茶店は、僕が学生時代からあったような気がする。渋谷には若い子が入りにくい、古い喫茶店がまだ多く残っている。渋谷は、「ランブル」という名曲喫茶があった。東急109-2が建って、その地下の奥で営業していたが、やがて消えた。喫茶店というのは、打ち合わせの場所なので、そういう作りにしてもらわないと使えない。ちなみに、井の頭線の高架下に、芳松という肉屋が経営しているレストランがあって、高校の先輩がバイトしていたので、18歳の橘川はよく通っていた。街の魅力は、もう、記憶の中にしかないかもしれない。

◇久恒さんは、同世代だけど、とてもアンクティブで感心する。この日も、ラスコー展の帰りのようであったが、僕より遥かに多忙な日々だと思うが、頻繁に、美術館や資料館に足を運ぶ。多摩大学と、コンセプト・バンクの来年の活動を話し合う。

▼晩飯。昨晩の天ぷらを天丼で。

11月12日(土)

◇本日は、朝飯抜きで、麻布の済生会病院に行き、胃カメラで検査。胃カメラは以前に一度、やったことがあるが、拷問である。しかし、ちょっと見てもらいたいところがあるので、仕方ない。胃カメラの内視鏡検査の料金は5000円だった。3割負担だとすると、定価は15000円くらい。先生と看護婦さんと、それなりの設備を考えればリーズナブルな価格設定だと思うが、1万円は保険料から出ているわけだな。患者が3割負担で得した気になるというのが、この制度の根本的な問題なのではないかと思う。若いうちはよほどのことがなければ病院に行かないが、年とって、病院に行きはじめると、技術がどんどん進んでいて、高額な治療法も増えてきたので、なんというか、患者の方が、通になって注文も増えてくるのではないか。旅行先のホテルに泊まって、朝のモーニングがカフェテラス方式だと、慣れていないと、食べきれないほどお皿に乗せてしまう(笑)。あの感覚で、病院に行く人が増えたら、それは、資金が不足する。自戒しよう。

▼夕飯。餃子と春巻き。

11月13日(日)

▼朝飯。ほうれん草の巣ごもり卵と、ベーコン。

◇寒いけど、過ごし安い空気感。

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