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水無日記2019/06/29


6月27日(木)

 27日の木曜日、一般社団法人未来フェス創業パーティを行いました。
麻布のエーライフ。ここは20年前ぐらいに何度か出版パーティやりました。
以前ほどではありませんが、各地から大勢の人に集まっていただきました。
ありがとうございます。沖縄、福岡、和歌山、京都、静岡、新潟、秋田、札幌、その他、各地から集結してくれました。ありがとうございます。

 橘川が珍しく、最初からテンションあげてアジテーションしました。
あれは、その場にいた人にしか伝わらないと思います(笑)。動画には撮っていないので、その場にいた人しか伝わりません。

 興奮さめやらぬなか、帰宅しても寝付けずに、高野くんからリクエストのあった橘川版の「学問のススメ」を書き始めました。自分で書きながら面白くて笑ってしまいます。精神やばいか(笑)

▼参加者リストです。

6月28日(金)

 夜明け頃に少し寝ただけで、本日は多摩大学で講義。講義といっても僕の場合はライブなので、体力いります。8時すぎに、久米信行くんが車で迎えに来てくれた。久米くんは昨日は別件のパーティ先約ありで来れなかったのですが、昨日のパーティに、ぎりぎり間に合った中国で仕事している津田ひろしくん(NTTデータ)も同乗してて、3人で、ぺちゃくちゃおしゃべりしながら多摩大学へ。

 2人は僕の授業を聴講。僕の授業は、学生たちに「これは講義ではなくて、記者会見だと思え。君たちは新聞記者になったつもりでメモを書け」と指示してある。そのメモは終了後に回収して、そのメモで成績を決める。

 あと、出席を取る時に、毎回、お題を出して、それに答えるというメソッドもあるが、本日のお題は「自分に子どもが出来たら、名前をなんとつけるか」。

久米くんは何度か参加しているので要領も分かり、橘川の講義内容のメモをアップしてくれた。さすがのクォリティ。

▼以下、久米くんの橘川講義のまとめ。
【多摩大学 橘川幸夫さん 産業社会特講
 情報社会とメディア10 放送のメディア史】

仕事にはふたつある

人の嫌がることや面倒くさいことをやってあげる仕事
→AIやロボットが取って代わる

人を楽しませて喜んでもらう仕事
→人間がやる。これから増えていく

1対1の通信と、1対nの放送

電通を創った男たち「小谷正一」
井上靖の芥川賞受賞小説「闘牛」のモデル
毎日新聞業務部の社員だった。
毎日放送でラジオとテレビ番組の枠組を創った。
闘牛大会などイベントのもとを創った。
大阪の鉄道会社に呼び掛けて野球のパリーグを創った。
電通4代目社長「鬼十訓」の吉田秀雄氏に請われ電通に。

リコーを創った「市村清」
理研で印画紙を創り、理研光学リコーを創った。
戦後、航空機専用のガソリン会社 三愛石油を創った
コカ・コーラボトリングのもとを創った
明治神宮の財政危機を結婚式場「明治記念館」を創り救った。
銀座三愛ビルで夜中12時集合の伝説のオープニングパーティ。

みんなが当たり前に使っている企業も、
最初は必ず個人が創った。

必ず一番はじめに発信した人がいる。
その人が発信する情報には気持ちが入っている。

今後の放送は勉強とエンターテイメントが
一体化したものが良い。

例えばブラタモリ。
NHKの職員は数多く本を読み勉強しているので
地学学会からも評価が高い。

60年代アニメなどで子供がテレビを見るようになり
世の中を知るようになり、マーケットが生まれた。
お菓子メーカーやおもちゃメーカーが伸びた。

メディアには光と影がある。

両方見なくてはならない。

例えばテレビ普及のために
地域コミュニティが希薄に。

自動車メーカーが最大のスポンサーなので
交通事故で家庭崩壊というホームドラマはない。

Youtubeは視聴者が放送者。

Youtubeの出現で、誰もがテレビ局になれる時代。
コストやスポンサーの制約なしに発信できる。

放送と通信がそれぞれの進化を遂げ
インターネットで融合された。

ブラタモリのような番組を
学者たちが創る時代。

最近好きなYoutuberは
中国の田舎で昔ながらの農村生活を
無言で環境ビデオのように発信しているもの。

ただワイワイ騒いでいるYoutuberより
こうした本物のコンテンツを

▼李子 Liziqi
https://www.youtube.com/watch?v=Z0cdVEGDuDg

▼多摩大学 経営情報学部 客員教授 橘川幸夫
https://www.tama.ac.jp/guide/teacher/kikkawa_yukio.html

 授業終了後、久恒先生も合流して、橘川が以前に発見した魚のうまい店に行ってランチ。ここは穴場である。

 帰宅後、夕食食べて、すぐ寝た。本当は、夜は、山手くんの【コスモヴィジョンの会】をデメ研事務所で開催しているのだが、さすがにバテてパスさせてもらった。毎月やるので、これも、面白いと思いますよ。

6月29日(土)

 その結果、夜中の1時くらい目が覚めて、そのままワークへ。「雑誌」を作らなければならないので、WARDで編集していたのだが、バグなのかな、使えない。仕方がないので、20年ぶりぐらいで、InDesignを使おうと思ってたら、すっかり忘れてる。

 僕は1973年ぐらいに写植を覚えて、ロッキング・オンの写植・版下は自分でやってた。80年代になってパソコンが普及してDTPがはじまり出すと、いろいろやったが、「JG」というDTPソフトが一番、写植の感覚に近く、それを使っていた。ツァイトという会社で、やがて青林堂を買ったりしたが、その社長は今はYouTuber向けの機材を作っているのかな。

 とにかく90年代前半は、「JG」が日本語DTPソフトとしては最適だった。操作性も簡単。インターネットの時代に対応できなくてこけてしまったが、今、「JG」が出たら買うよ。フォントもたくさん買ったのにな。90年代前半は、神保町の印刷屋さんが「JG」のデータを持っていくと、写植の印画紙に出力もしてくれたな。

 ということで、InDesignを使って雑誌を組んでみます。アウトプットはまだ不明。雑誌「言葉の未来フェス」というコンセプトで、パーティの演説で語った通りの参加型。まだ送ってない人は、最初は800文字以内で送ってくれ。

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