見出し画像

シェア書店・棚主のはじめかた(3)スリップ

スリップ(短冊)

 店が出来たら、商品搬入です。本には、販売用のスリップを入れる必要があります。店で用意してくれるところもありますし、こちらで用意する場合もあります。

 通常の出版物のスリップは、売上伝票と注文伝票になっていて、書店さんは、売れた書籍のスリップを抜いて、それで売上を集計していました。しかし、最近は、スリップレスの方向になっているので、スリップがない本も増えてきました。バーコードで管理すればよいだけの話なので。

丸善出版取引出版社書籍 スリップレス化のお知らせ

 しかし、シェア書店のようなアナログな書籍流通では、スリップが大事です。通常の書籍を印刷する時は、本体、カバー、帯、スリップがセットになりますが、こちらは、手作りで一冊一冊作らなければなりません。

 普通のカードや紙を挟む場合が多いですが、スリップを入れたい場合は、以下の用紙があります。「坊主」という、ちょこんと本の頁の上に出る丸い抜き型が、手作りでは大変なので、用紙を買って書店名などはプリンターで印刷するとよいと思います。

自作スリップ。用紙も売ってます。

 スリップを入れて、自分の棚に納品すれば、あなたの書店の開店です。

▼私の手作りスリップ


こちらは、PASSAGEの経営するカフェ。シェアで徹底していて、珈琲代が時間単位で変動する。長居すると高くなる(笑)。人物は、猫の書棚の棚主である、久恒啓一さん。

橘川幸夫の無料・毎日配信メルマガやってます。https://note.com/metakit/n/n2678a57161c4