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「アフリ化」する人生の方程式。

お久しぶりのnote投稿です。
ここ最近は「Metal Butterfly」正式リリースに向けての準備に追われる毎日ですが、一昨日はタイガーモブの古田佳苗ちゃんをフィーチャーした勉強会を僕が所属する茨城同友会ドラゴン支部で開催しました。

タイガーモブさんは僕も凄く注目している海外インターンシッププログラムの会社です。今回は「個の成長が日本を変える」というタイトルでお話を頂きました。いやぁ、グルーヴしてましたね。素晴らしい気付きがたくさんありました。


佳苗ちゃんや勉強会の仲間達と色々な会話をしている時にふと、ここ1年ちょっとで僕の人生が急激にアフリカ寄りにシフトしていった経緯を自分で知りたくなってきたので、今日は僕の「アフリ化」の起源を辿るため時間軸をちょっと巻き戻してみようと思います。
軸の起点はサプールでした。そしてそこに友人のタンザニア転勤と「Metal Butterfly」というプロダクト誕生が絡み合っていったようです。


〈2014~2015年〉
サプールという人たちがいることを知り、大きな感銘を受ける。

最初はとにかくコレでしたね。
正直、「コンゴに行きたい」とまでは思ってなかったです。ただ、彼らとコラボできるような自社商品をいつか作ろう、という漠然とした想いだけがありました。


〈2017年秋〉
大学時代の親友・馬越が海外赴任でタンザニアへと旅立つ。

ここで突如めっちゃ身近なところに「アフリカ」という存在が出現します。小さい子供たちと奥さんを日本に置いてアフリカに単身赴任だなんて、大変だろうなぁなんて思ってました。


〈2018年1月〉
いつもどおり我孫子で酒を飲みながらおしぼりを触ってたら、「もしかしてアルミで蝶ネクタイが作れるんじゃないだろうか?」と突然思いつく。

翌日試作したらそれらしいカタチが出来てしまったので、クラウドファンディングで資金調達することを決断します。


〈2018年2月〉
茨城同友会代表理事の高谷さん、建築家の松田さんと3人でタイビジネスマッチングを企画しバンコクへ。


「Warehouse30」で買い物してる途中に偶然「PANAFRICA」のデッキシューズを発見し購入。このシューズがきっかけで僕はアフリカのソーシャルビジネスに関心を持つようになります。


〈2018年3月〉
蝶ネクタイのプロトタイプがほぼ完成。


〈2018年4月〉
蝶ネクタイ専門WEBショップ「The gentle store」をスタート。


クラウドファンディング前に「そもそも普通の蝶ネクタイの作り方を知らないとダメだな」と思い、着物の生地で蝶ネクタイづくりを開始し、個人事業主として「The gentle store」をスタートしました。


〈2018年5月〉
「AFRIKA ROSE」萩生田愛さんのトークイベント。


ケニアのバラを輸入販売している「AFRIKA ROSE」代表・萩生田愛さんのトークイベントを知り、勢いで参加。このイベントを企画したのがタイガーモブの古田佳苗ちゃんでした。その他、後に「RAHA KENYA」を立ち上げる河野リエさん、現ナイロビJICAの高橋さんともココで出会います。


〈2018年6月〉
河野リエさんのご紹介で旦那さん(農業支援ベンチャー「AmoebaX」代表・河野邦彦さん)と渋谷でご対面。

これはかなりレアなご対面だったと思います。河野さんご夫婦に感謝!


〈2018年8月〉
金属製蝶ネクタイ「Metal Butterfly」のクラウドファンディングがMakuakeでスタート。


〈2018年10月〉
タンザニアに海外赴任中の馬越が日本に一時帰国。

馬越が赴任してる間にアフリカへ行くことを約束し、成田空港でお見送り。


同じく10月、円谷プロダクションとのコラボ印章「BATTOU」でチームを組んだプロダクトデザイナー・高橋学さんプロデュースの「Link to Creative」に足を運んだ時に、アフリカ関連の商品を出展していた山口遥さんと偶然知り合います。この遥さんとの出会いが、後のAfrica Quest編集長・横山凡さんへと繋がります。


〈2018年11月〉
クラウドファンディングが無事終了。

ファンディングをやったことによって、僕自身が「Metal Butterfly」のブランドストーリーを強く認識することになりました。その結果、コンゴに行ってサプールに直接会い「Metal Butterfly」を渡してくることが、応援してくださった方々への恩返しのように感じ始めます。


〈2018年1月〉
スワヒリ語の本を購入。

結局ほとんど読んでないですけどね。笑


〈2019年2月〉
2回目のビジネスマッチング in タイ。

この頃には新規事業でのアジア・アフリカ進出を本気で考えるようになっていたので、ビジネスアワード向けに書き上げた事業プランをプレゼンし、サシン日本センターの瀬古さんや現地コンサルタントの方々から貴重な意見を頂くことができました。
この後日本に戻ってすぐアフリカ行きの準備開始。


〈2019年3月〉
サプール写真家・SAP CHANOさんに会いに行く。

CHANOさん&かおりさんとの出会いも大きかったです。
5月に再会した時は渋谷で朝5時まで飲み、CHANOさんのクレイジーさに触れてますます好きになりました。また「渋谷で5時」したいですね。笑


〈2019年4月〉
夢、ついに叶う。


そして、コンゴの後に訪れたケニア・ナイロビで山口遥さんと再会し、遥さんからのお誘いでタコ焼きパーティーに急遽参加することに。そしてそこで「凡さん」こと横山裕司さん(Africa Quest編集長)に出会います。


〈2019年6月〉
Africa Questの「AI-Hub」に参加。

そんな流れから、WEBメディア「Africa Quest」のオンラインコミュニティ「AI-Hub」の第一期生としてメンバーに加わりました。


こうして振り返ると、人との出会いってホント凄まじいですね。

ここで僕はひとつの方程式のようなものを見つけました。
それは、

(きっかけ+想い+自分の強み)×出会い=アフリ化


というロジックです。

僕の場合はこんな感じでした。
きっかけ・・・サプール、友人のアフリカ転勤
想い・・・サプールと一緒にコラボして面白いモノづくりがしたい
自分の強み・・・金属加工、ファッション

そしてこの3つを別な言葉で言い表すとしたら、
きっかけ=WHY(なぜ)
想い=WHAT(何を)
自分の強み=HOW(どうやって)
ということになるんでしょうか?

ま、最後の「アフリ化」は例えば「アメリ化」だったり「コスタリ化」だったりと何でもいいんですけど。要は「土俵」みたいなものです。 

「出会い」に関しては完全に嗅覚(SENSE)と行動力(ACTION)だと思います。人脈ってもちろん大切なんだと思います。でも「人脈作りたがり」な人達の中に面白い人ってあまりいなくて、僕はどちらかといえば、人と巡り会うこと自体がゲームをやってるみたいで楽しいんですよね。

これまで僕には本業である「精密板金加工」という軸しかなかったんですが、ここ数年で「蝶ネクタイ」軸、「家具」軸、「地域活性化」軸、「クラブ・パーティー」軸という5軸で稼働するマシニングセンタになってきました。
そのすべての軸にはやはり貴重な出会いがあって、且つこの5軸は様々な場面での同時加工が可能です。ひとつひとつの軸はプロフェッショナルじゃなかったとしても、この5軸が同時加工することで完成するプロダクトは僕のマシンからしか生まれてこない。

(マシニングセンタってこんな機械です。)

先日の古田佳苗さんの講演の中で「個人最強時代」というワードが出てきたんですが、つまり僕はそういうことなんじゃないかなと思ってます。だからこそ、さっきの「土俵」という場はステージでもあり、またはエージェントやレーベルでもある。そこがフレキシブルになってきたと思うし、実際に「AI-Hub」に参加してみて、その新しい可能性を強く感じています。

もし皆さんもご興味があれば「AI-Hub」に参加してみませんか。
そしてぜひ一緒に「アフリ化」しましょう。

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