らぼんざらん

HeavyでMetalなフリーランスソーシャルゲームエンジニア。某有名ゲームの開発・運…

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HeavyでMetalなフリーランスソーシャルゲームエンジニア。某有名ゲームの開発・運営に携わっておりました。

最近の記事

【レビュー】BLUE REFLECTION TIE/帝 ブルーリフレクション帝

クリア&二週目もプレイしてトロフィー取得率は95% 思う部分をザッとレビューしておこうと思います。 先んじておくと、私自身ゲーム開発を仕事としているので誰でも出来るような単純な否定はしません。BADポイントは上げますが、改善点も一緒に考えたいと思います✍️ 自身の勉強も兼ねてプレイしているので覚書程度に。 あ、ネタバレはしません! プレイ環境はPS5でPS4版をプレイしました🎮 前作にあたる無印ブルーリフレクションもプレイ済みです。 プレイしてた方が楽しめるのは間違いないで

    • ランダムエンカウントについて考える

      RPGのエンカウント方式に大きく分けて敵の姿のないフィールドを歩いていたら戦闘発生するランダムエンカウントと敵の姿を視認出来、接触すると戦闘発生するシンボルエンカウントがあります。 シンボルエンカウントにおいては当たり判定を用いて、更にはキャラクター操作によって特定のモーション(剣を振るとか)をさせ、そちらの当たり判定を用いて戦闘を有利不利に始めるものがあると思いますが、それについては敵の配置やフィールドの地形である程度、戦闘の頻度を操作出来るので本記事では触れません。

      • 一エンジニアの単なる考察

        MHP2Gから大好きで今もアイスボーンをプレイしています。 ついにミラボレアスが来ましたね!ずっとソロでやっていますので余裕で勝てません(アルバトリオンはなんとかいけました…) さて、YouTubeなどで実況されてる方も多くいるアイスボーンですが、デベロッパーズダイアリーなどで発言されていたようにラギアクルスは骨格的に厳しいといった発言があったかと思います。 そのため今回のミラボレアスは開発陣を苦しめたとかなんとか。 そしてゲーム実況されてる方が何かと「骨格が〜」とか

        • ソーシャルゲームの運営とその闇 #9

          前回の記事はこちら 多分今回で記事は最後になると思います。まぁソーシャルゲーム自体は現在進行系で進化しているのでまた記事にすることがあるかもしれませんが… 今後のあり方ソーシャルゲームもコンシューマと同じくリアルでかつ戦略的が求められたことにより開発費は高騰しております。現状、下手なコンシューマゲームも作れるくらいの開発費となっております… ただコンシューマゲームと異なるのは運営をアップデートにより続けることが出来るメリットがあります。メリットと言いましたが、それは売上

        【レビュー】BLUE REFLECTION TIE/帝 ブルーリフレクション帝

          ソーシャルゲームの運営とその闇 #8

          前回の記事はこちら 今回はユーザからのお問い合わせに関して。これに関しては対処方法が会社の数だけあると思います。 なので私が実際にお問い合わせ対応もしていく中で感じた解になります。私自身は本業はエンジニアですので、企画・開発・検証・保守をしていく中で取捨選択が必要となります。まぁこれは当然ですね、全ての要望に100%答えたら大変な事になりますから。 そもそも要望って…あるユーザの不満でしかないです。そのユーザ特有のものである可能性が非常に高いです。○○のせいで○○が死に

          ソーシャルゲームの運営とその闇 #8

          ソーシャルゲームの運営とその闇 #7

          前回の記事はこちら どうしてインフレが起きてしまうのかについて簡単に説明させて頂きました。ただ、問題は他にもあります。それも根本的なものです。 根本的な問題とはゲーム設計者と運営者が異なる、という事です。 ゲーム設計時にこのスキルは希少価値の高いスキルとして実装していることが多々あります。これは数値が〜とか隠し数値が実装してあって〜とかそういったものではなく、ゲーム設計者の頭の中だけにある希少価値です。 例えばですが、スキル発動時に攻撃すると数フレームだけ敵をスタン出

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          ソーシャルゲームの運営とその闇 #7

          ソーシャルゲームの運営とその闇 #6

          前回の記事はこちら インフレが加速する事情についてお話しました。インフレを皮切りにゲームはどのように崩壊していくのかについてお話したいと思います。 崩壊第一章:イベント難易度イベントを行事などに合わせて実施します。そして開催したイベントは作業のように繰り返し受注してクリアするだけでは当然ユーザは満足しません。 なのでイベントの最後に待つ大トリはインフレしたユーザを対象とした強さのクエストになることでしょう。 課金して自称最強パーティのユーザは試行錯誤したり、最適解を探

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          ソーシャルゲームの運営とその闇 #6

          ソーシャルゲームの運営とその闇 #5

          前回の記事はこちら 前回までにガチャに対するユーザ感情と課金疲れという言葉を説明致しました。今回は課金疲れの追記とそのガチャに関する別問題についてお話します。 課金疲れ以前に…課金疲れする前に、そもそも課金出来なくなる理由が他にもあります。お金がない…ではなくキャリアによる決済上限です。 キャリア毎に毎月、使用者年齢と共に決済上限が設けられております。上限に達していれば当然、キャリア決済による課金は出来ません。それでも課金したい人はiTunesまたはGooglePlay

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          ソーシャルゲームの運営とその闇 #5

          ソーシャルゲームの運営とその闇 #4

          前回の記事はこちら 前回までにあるユーザがガチャで入手した武器がどう作用して、次のガチャに繋がるかをお話しました。今回はその辺りの細かいユーザ感情を。 あくまでゲーム開発者、設計者のこうあって欲しいという前提になります。ただ、制作サイドとして望む流れというものを理解して頂ければと。 実際はもっと負の感情に溢れているのは制作サイドとしても理解していますので…あくまで理想論としてお聞き下さいm(_ _)m ガチャで入手したという大前提 尊敬される武器があるとします。それを

          ソーシャルゲームの運営とその闇 #4

          ソーシャルゲームの運営とその闇 #3

          前回の記事はこちら 今回はソーシャルゲームというリアルやネット上の繋がりをいかにゲームに活かすかという点を中心にお話します。 意外かもしれませんが、ゲーム性やゲームシステムよりもこちらの方がマネタイズという意味ではとても大きな意味を持ちます。 課金する理由ドヤ感と頼られたい、これに限ります。 リアルも当然ですが、ネット上で顔も知らない相手にお礼を言われたり感謝されるのは、とても気分が良いものです。もしかしたら相手は課金者である特定の仲間がいなければクリア出来ないくらい

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          機能性ディスペプシア快癒

          2017年7月から苦しみ続けてきた病気が、ついに快復の兆しが見えてきました。本当に嬉しく、同じ病気の方の少しでも役に立てばと思い、記事に致します。 私の不幸の連続はこちらにも記事にしています。良ければ参照ください。 病院にて病院にて胃カメラを実施しました。結果はピロリ菌もおらず、異常も見られない。一見何の問題もないように思えるのですが、自分自身は毎日吐き気と胃に石でも入ってるのかと思うぐらいの重たさ、そして全身が重く何もやる気が出ない状態です。 夜寝ていても朝になると気

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          ソーシャルゲームの運営とその闇 #2

          前回の記事はこちら 今回はソーシャルゲームとガチャという関係性についてお話します。根が深いので次回まで続くかも…そもそもなぜガチャという売り方なのか?です。 運営側として都合が良い簡単に言ってしまえばこの一言に尽きます。ソーシャルゲームというのは通常のPS4やNintendo Switchなどの家庭用ゲーム(コンシューマーゲーム)と異なり、終わりがありません。それはパッケージとして販売するのではなく、Web上であったりアプリ形式で運営していくことにも起因します。 アップ

          ソーシャルゲームの運営とその闇 #2

          ソーシャルゲームの運営とその闇 #1

          私自身、ソーシャルゲームの運営に深く携わっておりました。現在は該当ゲームに関してはサービス終了しておりますが、当時は無名の会社としては異例なほど売上を上げておりました。 コンプガチャ禁止のお触れ当時サービス開始したゲームは他ゲームに似たジャンルがなくおかげ様で大ヒットしておりました。正直な話、ゲーム内の強さを少し変えるだけ(数値を多少いじるのみ)のガチャ更新で何百万と売上を上げておりました。 私のゲームは良心的な方で、他ゲームではもっとえげつないことが当たり前のように行わ

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          人の不幸は蜜の味

          ここ数年で人が味わう不幸が連続で舞い込んできました…時系列で書き連ねていきますが、とりあえず今も病気と闘いながら書いてますが、重く受け止めず、明るく読んで欲しいです!先に書いておくと全てここ二年の間の出来事です… 不幸の手紙ある日、裁判所から手紙が届きました。本来はガクブルしながら開けるのかもしれないですが、見慣れなすぎて、逆に軽い気持ちで封を開けたのです。そこには遺産相続の文字が…!2000万と!もうお分かりかと思いますが、プラスじゃないですマイナス2000万です…いわゆ

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          エンジニアよ、稼ぐか搾取されるか #4

          本シリーズもこれを持って最後となります。読んで頂いて、本当に有難う御座います!数は少ないですが、見ている人がいるというだけで励みになります!さて、最後はフリーランスに限定せず、エンジニアとして成功するための必要なスキルについてです。 やはり大事なコミュニケーション能力エンジニアをやっているとプログラミングをしている時間というのは、とても少ないです。仕事をしていないわけではありません(笑) 時間の大半が打ち合わせや仕様確認に費やされます。その時に円滑に進めるためのスキルがコミ

          エンジニアよ、稼ぐか搾取されるか #4

          エンジニアよ、稼ぐか搾取されるか #3

          さて、今回はフリーランスエンジニアとして働くための必要な技術、考え方について書きたいと思います。あくまで私個人の考えに基いておりますのであしからず…また、フリーランスに限定せずとも会社員の方も頭一つ抜けるための方法でもあります。ぜひご一読を。 必要な技術これからフリーランスとして活動しようとしているのならば、当然何かしら技術をお持ちかと思います。それを元にアプローチしていくことになるので、実績というか自分が何を出来るのかについては話せないといけません。また、話す内容としては

          エンジニアよ、稼ぐか搾取されるか #3