メチコ薬局 ニュース一週間 (2024年4月14日~4月20日)
一週間で気になった出来事をまとめていきます。
それではさっそく…
マイナ保険証のススメ2
先週につづき、マイナ保険証がらみ。
患者さんに対して本格的にアプローチをかけ始めてから、思ったことや気になったことなどをつらつらと書いていこうかと思います。
まずは体制整備。
最初に気を付けようと思ったことは、“カードをまだ作っていない患者さん” や “あきらかに脈のない患者さん” に繰り返しのアプローチをかけることがないようにすること。
そのために、二回三回と来局のたびに声掛けが続いてしまうことがないように、一度声掛けした患者さんを判別できるような対策を講じました。
政府に対する不信感なのか自民党が嫌いなのかわかりませんが、マイナンバーカードの保険証利用については嫌悪感を示す患者さんが一定数いるように感じています。
そういったマインドの患者さんに何度も声掛けして怒らせてしまっても何のメリットもないですからね。
冷静に拒否してくださる分には問題ないのですが、感情が表に漏出し興奮状態に突入されてしまうと、「えっ?ちょっと待って?」と逆にこっちがプチフリーズしてしまいそうな気が…
(幸いにも怒られたりしたことはまだ一度もないですが)
次にアプローチの仕方
事前に何通りか会話の組み立てを考えました。
おおまかには…
・国の意向であることパターン
・患者さんにも恩恵がありますよパターン
・薬局のためにもお願いしますパターン
このあたりは患者さんの “個” であったり、話の流れをみながら臨機応変に。
今は持ってなくても、「次回持ってきますね」の言葉を引き出せればまずはOKでしょう。
上記のポスト、割とイイネがもらえましたが特殊事例です。
患者さんとある程度の信頼関係が構築できているからこそ成り立つ会話ですね。
これは日本人の感性によるところが大きいのかもしれませんが、お金の話しを持ち出すことに不快感を覚える方もいらっしゃいます。
「薬局が儲かる」といったニュアンスの内容をアプローチのデフォルトには組み込まないほうがよいと思います。
そして今現在。
殺し文句の基本形はだいたい固定されたかな…といった感じです。
その都度その都度言い回しを考えてたら疲れちゃいますからね。
体感的には、その場でカードを通してくれたり、次回持ってくるとおっしゃってくださった患者さんは、声掛けした全体の7割ぐらいでしょうか。
あとは次回組が本当に次回持ってきてくれるかどうか…
正直なところ、一時的な補助金にはそこまで焦点をあてていません。
(もちろん、条件を満たしもらえそうなら申請しますが)
それよりも、どちらかというと “医療DX推進体制整備加算” のほうですよね、考えなければいけないのは。
今の段階でマイナ保険証の利用率何パーセント以上が算定要件となるのか、この部分がはっきりしていないから難しいのよ。
“ここまでやれば大丈夫” の指標がいちはやく欲しいところですね。
(必要以上には頑張りたくないメチコさん)
ゴールの定まっていないマラソンって、想像以上にきついんやで。
さて、マイナ保険証を利用していただいて、薬の使用状況が確認できることがこんなにも大きいことだったのか…と改めて実感しました。
メチコ薬局一筋だと思っていた患者さんが、じつはあちこちで薬をもらっていたり。
反対に「あちこちで薬をもらっているんだろうなぁ」と思っていた患者さんが、じつはメチコ薬局一筋だったり。(惚れてまうやろー!)
やっぱりお薬手帳って有用ではあるものの、万能ではないと思ったよね。
むしろ手帳があることで逆に手帳に記載されていない薬の情報までは想像が及ばなくなってしまうというか、そんなところまで疑っていられないというか、そういうところもあったり。
情報の一元化の破壊力をとくと堪能している昨今です。
というわけで今回はここまで。
みなさま、来週もほどほどに頑張っていきましょう。
いただいたサポートはエナドリへ全振りします。パワーッ!!