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#52 スタエフの今後が気になる人集まれ。私は期待してます!

■昨年の動き

2020年8月にYJキャピタルから5億円の出資をうけ、2020年10月17日現在、利用者数 100万人のstand.fm。昨年末12月には北海道限定でTVCMも実施された。

特に一般層向けの音声配信プラットフォームとして勢いがあるstand.fm、今後どんな機能が追加されるのか、ユーザーレコメンド機能は?広告機能は?この先どうなるのかを私なりに身勝手にお節介に予測してみました。

↓音声版はこちら

※放送の中で「単純にバナー広告設置もありえるのでは」と言ってしまってますが、上記記事の取材で以下のようなコメントがあるので現状では単純なアプリ内バナーはなさそうです。訂正しておきます。

"アプリ内広告でのマネタイズなどが一般的だが、単に既存広告を貼る形ではなく、たとえばブランド広告のリスナーの読み上げなど、独自の広告システムを目指す。ここにはMERYに最終時点までアドネットワークでの収益化をしなかった中川氏の美学がある。"

■今後のポイント

まず、大前提は「事業化」はまだしていないということです。昨年スタートしたサービスで当然ですが、単体で収益を得れるようなモデルにはなっていないことがあり、今後はこの収益化・事業化が目下の目指すところとなります。さらに、ユーザー・放送ともに量の拡大と質の向上が同時進行で必要で、以下の3つがポイントになります。

1:利用ユーザーをどこまで拡大できるか
2:利用アクティブ率を高められるか
3:配信コンテンツの質を高められるか

特に2番が最重要だと感じていて、さらに一番難易度が高いのは3番だと思います。これらを解決しつつ収益化・事業化のための仕組みや機能の追加が必要になってきます。

1:利用ユーザーをどこまで拡大できるか

裾野、ユーザーのパイを広げられるかでシンプルに「誰でも、どこにいても気軽に収録ができてすぐに配信できる音声配信アプリです」という文脈でのstandfm自体のプロモーションなどマーケティング活動がどこまでできるかですが、ここに資金を大きく投じることは考えにくいので、これまで通り、twitterなどSNSでの地道な告知や拡散がメインとなると思います。

2:利用アクティブ率を高められるか

アプリ内最適化として使いやすさを追求するとともに以下の3点を追求していく必要があります。
特に、アカウント登録だけしてまだ1回もLIVE配信や収録放送をしていない人や1〜3回くらい放送してその後継続できてない人へのフォローとサポートが必要かと感じています。

◯ユーザーの放送へのモチベーション向上
◯アプリ継続利用のしかけ
◯ユーザー間コミュニケーションの促進

具体的な施策としては、以下のようなイメージです。
・ユーザー同士の協調レコメンド
(あなたと同じ放送傾向の人はこの人です的なもの)
・「簡単な放送してほしいボタン」
・「LIVE一緒にしようぜボタン」

3:配信コンテンツの質を高められるか

ここは、ユーザー主導のため運営者からは手が届きにくく、一番難易度が高い課題です。もし、この放送コンテンツの質の向上ができユーザー間に広げることができれば、それがまた呼び水となり新たなユーザー獲得も進むなど、じわじわと効果は高まっていくと想像します。

具体的な施策としては、以下のようなイメージです。
・放送のアドバイスやトラブルシューティングなどのサポート体制と機能
・ネタ集めやコンテンツづくり、機能操作説明などスタエフ大学的なもの
・簡単に様々な効果音やジングルを挿入できる機能
・シズル感のある素材音声の挿入できる機能

■収益化

現在準備も含め、1.再生時間に応じた収益還元、2.月額課金チャンネル、3.コンテンツ販売(準備中)と3つの方法が存在している。

通常であれば、関連性の高い配信者やチャンネルにあわせて広告バナーが表示されたりするものが多いが、発信者がスポンサー名を読み上げなどあくまで音声での広告提供を検討している可能性が高い。やはり、単純な音声広告やチャンネルへのスポンサードではなく独自性の高い新しい音声広告形態として提供を期待したいと思う。

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